料理をするのが苦手で嫌いだ。
いや、料理だけじゃない、女が得意だと喜ばれるようなもの全般苦手だ。
私はとにかく不器用すぎる。どれくらいかというと、周りの人が引くぐらいだ。
具体的にエピソードを挙げると、きゅうりの千切りを半年練習し続けたのに初めて切る人より酷い出来だったり、アルバイトでラッピングをしたのだが見栄えが汚すぎて仕事を振られなくなったり(その後毎日練習したが一向に上手くならなくてとうとうクビになった)、裁縫は波縫いさえガタガタだったり。
「練習すれば誰でも上手くなる」というが、周りの人とスタートラインが離れすぎていて一向に普通レベルまで辿り着けない。
女で壊滅的な不器用というのはとてもコンプレックスだ。なんとか料理を出来るように今も練習している。
だけど、毎日大嫌いなものをやるっていうのはとてもストレスだ。
そもそも食に興味もないのに、自分の不器用さにイライラしながら、そこそこの味のものを食べて…。私には苦痛すぎる。カップラーメンのほうが何倍もマシだ。
食材の管理もしんどい。「消費期限が切れるなら今日はあの食材使わなきゃ」という義務感だけで献立を考えて義務感で食べるあの感じ。
他の人は私みたいにいっぱいいっぱいじゃなくて、もっとうまくやっているのに。
最近はもう包丁握ってると死にたくなってきて自分の腹に刺したくなる。
かわいいお弁当とか、食材に切れ込み入れたり、そういうのが楽しいという人も多い。
死にたい。
こんなことで本気で自殺を考えるようになるとは思いもしなかった。
それぐらいのこと(って言ってごめんね)が出来ないんなら、家事に限らず普通の事務作業や仕事もままならないぐらいの不器用なのでは…?
それはもう、料理しないで生きていくやり方を探す方向に舵を切った方が、色々と捗るのでないかなあ