コールセンターといっても様々な種類があると思うが、自分が働いているコールセンターの業務は比較的シンプル。注文を受けたり、商品についての問い合わせに答えたりする。テレアポみたいなことは一切しない。
主な顧客層も40〜70代の女性で、基本的に温厚な方が多いので助かる。
しかしひとつだけ困ったことがある。電話の最初と最後に必ず「名乗り」を行うのだが、自分の名字が非常に珍しいので、かなり高い確率で聞き返されるのだ。
「〇〇が承りました」
「はい?〇△?」
「ええと、〇〇です」
「えっ?△△?」
誰が担当者かをメモしておきたいお客様は多い。その度に何度も聞き返される。漢字でどう書くかを説明したり、最初の文字はまみむめもの「ま」です、という風に一字ずつ説明したりすることで、やっと相手に伝わる。
そうしてやっと伝わると、一部のお客様は笑いながらこう言うのだ。
面白くない。面白くないんだけれど、ここはコールセンターで、相手は大事なお客様。そうですねえ、変わってますよねえ、と話を合わせる。
もちろん相手に悪意はないし、たまにあるクレーム対応に比べればどうってことはない。でもなんだかモヤっとする。
音が似ているメジャーな名字があるので、それに聞き間違えられることも多い(便宜上、「松田」ということにしておく)。その時はもう、自分は松田だということにしている。本当は最初から松田と名乗っておけばすんなりと話が進むのかなと思うけれど、嘘を言っていることになるのでそれはできない。通話は録音されてるし。
コールセンターの仕事は飲食などに比べて、自分が休んでも代わりを探す必要がない、時間の融通が利く、社員がまとも、身体への負担が少ない、時給は高い、などと良い面が多いので、できれば学生のうちは続けたい。
今のところ名字を変える予定はないけれど、社会に出てもこういうことが続くのか、と思うとちょっとだけ自分の名字が嫌になってくる。両親、ごめん。
俺も名字で悩んでる 発音しにくいから、相手に聞き返される率実に7割 めんどくせえ婿入りしたい
社員がまとも お、よかったな(クソリプ) 背の高い人間の悩みは背の高くない人間には一生わからないし、背の低い人間の本当の悩みは背が高いと全く見えない そんなものなのだと思...
えっキンタマ!?