2017-10-21

少女終末旅行は、やわらかBLAMEだった

二話までの感想

元々アビスの作者がオススメしてたんどけど、「まあつくし卿はそうだろう」という感想だった

ネット書き込みではアニメ映えしないとか何も起こらないとか散々言われてた

 

で期待してなかったんだけど

見てみたらほのぼのBLAMEでいい感じだった

二瓶好きや、アビス好きは好きだと思う

けもフレ好きにも刺さるかも

 

しかに大したことは起きないのかもしれないが

こういうタイプ作品は、徐々に世界観が見えていくのが面白いんだ

徐々に明らかになる設定で、過去に何か凄いことが「起きた」ということを感じられる

こういった考古学的な面白さは終末もの特有だな

 

おまけに旅物なので、いろんな出会いがあることだろう(それは人ではないかもしれない)

良い出会い、悪い出会い、何にせよそういうのはワクワクするもんだ

実はこういう作品は、背景や世界観が主役なのかもしれない

そうした時に主人公は何かに秀でていなくてもいい(これはアビスに近いね

 

そこらに居そうなやわらか少女達が旅してるのもいいね

けもフレでもあったけど、ちょっとした背景に気づいてゾッとしたとしても

キャラが緩い調子だととても安心感を覚える

彼女たちはそれほど大事と捉えていなくて、むしろ日常の何かに夢中になっている

そういう心理的安全から世界を眺めるのはとても観光に近い

「これ何だろうね」「不思議だね」といった感情だけを共有して次のステージに進むんだ

 

ああ、でも寝る時は一緒にくついて寝たほうが良いと思う(力説)

 

___

 

ちょっと追記

 

BLAME!BLAME!でいいんだ

あの一ページめくったら角から何かが現れて突然殺されそうな、ひりつく感じ

それでも霧亥なら大丈夫だろうっていう安心感

完全に終わってるような世界と、それでもそこで当たり前のように生きる住人

住人の奇妙な価値観対峙して、頭がぐるぐるする感じ

始めは絶望しかないのに、いつの間にか不思議あの世界に魅力を覚えていく感じ

とても完成されているよ

 

けもフレ動物園少女終末旅行サファリパークだとしたら、BLAME!新大陸サバイバルする感じ

全部良い

 

あとシボかわいいだろシボ

映画見ろよ

  • 世界のありようもそうだけど、フォントが東亜重工チックなのにふふってなる

  • 現実はシリアスなのに、二人はほのぼの。 BGMもカメラワークもすごくいい! ARIA並の癒しアニメですき。

  • あの二人には「良かった過去」が無いからああなる、物凄く心理学を学んでないとああいった描写は出来ない。作者は心理学関係を相当極めている

  • 非日常の世界の日常の情景を描く、詩的な作品。 荒んだ世界でも、誰かの感覚を通すだけで、あのように描けるものかと感心した。

  • でもBLAME!みたいな漫画が描きたい そうだ、萌え日常系と融合させることでその辺はごまかせる! そしてこの大ヒットか なかなか頭が良いな 少女終末旅行 https://anond.hatelabo.jp/20171021225928

  • あの世界は二瓶ともちょっと違う世界みたいだし、まだオマージュしただけとは限らない。化ける可能性がある

    • オマージュとは思ってない 単に俺が無知なだけで、似た作品はいっぱいあると思うんだよね そういうジャンルへのオマージュじゃないかな

  • > こういった考古学的な面白さ という文言に結構惹かれたので見てみることにします。ありがとう

    • 横からだけど「作者の人そこまで考えてないよね」ってなる可能性もあるから過度に期待しすぎないようにね ふわっとした表現になるけど、語られない部分に輪郭を明確に感じる楽しさ...

      • 元増田だけど 個人的には作者って大抵予想以上に考えてると思ってる 予想以上に考えてるけど、悟られないように書いてる人多いんじゃないかな 説明的になると売れないし白ける   つ...

        • つくし卿って呼び方ほんときめえな 姫の男バージョンでしかない

  • けもフレにぞっとするような背景なんて無いんだが もしかしてサーバルが箱を開けられないのをみて引いたっていう障害者差別者? 自分自身ができないことだらけな知恵遅れの分際で、...

  • 信者たちが予想通りの反応してて笑える おまえらの頭の中で深みのある作品になってるだけだろ 一般人の感覚とかけ離れてるって気付いてないんだろうなあ

  • >けもフレ好きにも刺さるかも ささらねーよボケ

  • わかる。背景美術の謎オブジェこそこの作品の根幹。

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