早くも影響が出てきていて、研修医たちが内科を避け始めている。
「内科か、精神科か迷ったんですけどー、精神科にしました」とか「内科か、皮膚科か迷ったんですけどー、皮膚科にしました」とか・・・。
内科に籍を置く人間としては、「くそー、みんな安易にマイナーに行きおって!!」て感じなんだけど、
新専門医において、内科はいかんせん、専門決まるのが遅すぎる。
「専門しながら総合内科的な研修できるように改定しました!」て言われたけど、実際のスケジュール考えると無理っぽいし。
今まではマイナー外科に行く研修医たちって「最初からそう決めてた」人たちだったんだけど、
これからは内科に行く研修医が「最初からそう決めてた」人たちなんだろう。
こんなことを考えて感傷にふけったりしている。
しかしながら実際問題、これから内科を志す人が減って、どうなってしまうのだろうと不安が拭えないでいる。
最初から予想されてた事態なので、何か狙いがあってのことなんだろうなとは思うのだが・・・。
(例えば、より科の偏在が進むことで社会問題になって、強制的に各科定員を決めるようになるとか)
新専門医機構は単なる天下り先なのでは?という記事を読んだり、
女性や現場医師が極端に少ない理事メンバー(だいたい教授とかの偉い人で、研修医や指導医と大して触れ合ってなさそうな人たち)を見ると
もしかして何も考えずに新専門医制度始めるとか言ったんじゃないだろうな・・・
と心配になる。
ほんとどうしてくれる。
まあこんなこと書いたって、何も状況は変わらないんだけど。