フェミニズムの一段階目の成果として、「女なので職業が選択できない」「女なので参政権がない」といった男なら選択できることが女であることを理由にできないのはおかしいのではないか?という疑問から、その権利を獲得するという歴史がある。素晴らしいと思う。男性オタクや弱者男性は反対するだろうか、しないだろう。
二段階目として男性と同様の権利を得て社会に出たあとにジェンダー問題にぶちあたる。「女なのにそんな格好をして!(あるいは化粧をしないの?)」「女なのに子供を生まない、無価値じゃない?」「女なのに御茶汲みしないの、なんで?」。それは法律では縛れない社会的な性別役割、つまりジェンダーだ。これを乗り越える戦いはまだ続いてる。
エマ・ワトソンは2.5段階目の人だ。
女は、あるいは男は、男のあなたや兄弟や友人に言う(言われる)。「女より稼ぎが悪いなんて」「女より年収の低い男は結婚できないぞ」「男なのに趣味が生け花なんて!」。
日本はある程度、成熟した社会なのでフェミニズムが解決しこれから解決しようとしてる問題は上記二段階目、2.5段階目であるように思う。
ジェンダーによって苦しい男も女も(あるいはそれを甘受して変えたくない人も)いる。
追記)女性参政権を否定するほどオタクや弱者男性が愚かだとは思わないよ。あなたのフェミニズムの範疇がどこかは知らないけど、私は18~19世紀の女性文学にまつわるフェミニズムが範疇です。
追記)フェミニズムが当初問題とする事項が解決するにつれ、男女ともに性別によって社会的な役割が縛られていることがわかった、というのが私の解釈です(男の方が稼ぎがなくてはいけない、という役割から解放されれば弱者男性のなかにも恋愛から救済される人が出て来るかも)。フェミニズムのクライテリアが広がったので、femaleから
他の問題にも共通していることだが、フェミニズムのまともな文献の一冊も読んでないような無知がフェミニズムを勝手に定義しているのがおかしい。 歴史には敬意を払えよ。 男性オ...
男のジェンダーロールの問題はフェミニズムの範疇ではないのだが… フェミニズムの意味わかってる?