私自身はため息を絶対につかない。意図的だろうと無意識だろうと聞こえた人の気分を下げるから。
三十歳手前のフリーターが無職になり実家に世話になって四ヶ月。
布団で目を覚ましても、起きていても何も良いことがないので夢の中に逃げた。
夕食の支度をしたり、家族とTVや映画を観たり。その後は朝まで小説を読んだりして、そういうとき笑ったり泣いたりはできる。
ひどいときは確実に鬱病だったのだとおもうけれど、病院に行って診断を受けたことはない。
今は四六時中無気力ってわけでもないし、常に週2くらいで何かしら友人と遊んだり社交的なことをするから今さら病院へ行っても鬱病認定されるのかよくわからない。
ただ鬱にせよ鬱でないにせよ、認定を受けたところで社会的に良いことないだろうから病院に行ってもデメリットのほうが多そうだ。
思考がもたつく。すぐ昼夜逆転する。頭がすっきりしない。気付くと時間が吹っ飛んでいる。
三ヶ月間ずっと部屋掃除が進まない。
親は我慢している。が、たまに爆発する。
今まで何をやってきたんだお前のせいで家計がガタガタだ寝られなくなったおかしくなった甘えるな詐欺師etc.
ごもっとも、実際迷惑をかけつづけているので何も反論できない。
親は我慢している。ため息が聞こえる。
ため息の原因は私だ。
聞こえないふりをするしかない。
いま、私の現状を初めて文章化した。
鬱は甘えとはよくいうが、私は鬱に甘えてるんだな。