法務省2015年矯正統計の「15-00-34 新受刑者の罪名別 教育程度」のエクセルファイルより平成27年の学歴別受刑者率を算出した。
男性 | 女性 | 総数 | |
---|---|---|---|
不就学 | 10 | 2 | 12 |
不詳 | 9 | 1 | 10 |
小学校中退 | 32 | 5 | 37 |
小学校卒業 | 39 | 19 | 58 |
中学校中退 | 73 | 13 | 86 |
中学校卒業 | 7,597 | 700 | 8,297 |
高等学校在学 | 12 | 0 | 12 |
高等学校中退 | 4,810 | 486 | 5,296 |
高等学校卒業 | 5,153 | 665 | 5,818 |
大学在学 | 12 | 4 | 16 |
大学中退 | 651 | 58 | 709 |
大学卒業 | 1,017 | 171 | 1,188 |
計 | 19,415 | 2,124 | 21,539 |
男性 | 女性 | 総数 | |
---|---|---|---|
不就学 | 0.05 | 0.09 | 0.06 |
不詳 | 0.05 | 0.05 | 0.05 |
小学校中退 | 0.16 | 0.24 | 0.17 |
小学校卒業 | 0.2 | 0.89 | 0.27 |
中学校中退 | 0.38 | 0.61 | 0.4 |
中学校卒業 | 39.13 | 32.96 | 38.52 |
高等学校在学 | 0.06 | 0 | 0.06 |
高等学校中退 | 24.77 | 22.88 | 24.59 |
高等学校卒業 | 26.54 | 31.31 | 27.01 |
大学在学 | 0.06 | 0.19 | 0.07 |
大学中退 | 3.35 | 2.73 | 3.29 |
大学卒業 | 5.24 | 8.05 | 5.52 |
計 | 100 | 100 | 100 |
上記表を見る限り、高卒以下の人間で、男性91.34%、女性89.03%、合計91.13%を占めている。
高卒以下の人の親は言うまでもなく高卒以下であることが多く、所謂DQNな親もかなりいるだろう。
そしてDQNな親から生まれた子供はまともな教育も受けないまま、かなりの確率でDQNになってしまう。
しかし高卒でも成功している人間はたくさんいるし、昔DQNだった親でも、社会に出て厳しさを知りまともな親になる場合もある。
そういう親は教育の重要性を肌で感じているので、子供がまともに育つ確率も上がる。
つまり犯罪者になるかならないか、その違いは間違いなく教育にある。
そういう国になれば犯罪者は激減するだろう。
※追記
学歴別人口比もないと片手落ちという指摘があったので、平成22年国勢調査のページから掲載しておく。
男性 | 女性 | 総数 | |
---|---|---|---|
小学校・中学校 | 17.5 | 20.0 | 18.8 |
高校・旧制中学校 | 45.3 | 47.5 | 46.5 |
短大・高専 | 6.5 | 20.6 | 14.8 |
大学・大学院 | 26.7 | 11.9 | 19.9 |
計 | 100 | 100 | 100 |
※追記2
それ学歴別人口比も合わせないと片手落ちにならん?
学歴別人口比、大学進学率推移、犯罪発生件数推移について追記したのでよかったら見て欲しい。 犯罪者を減らすために、親になるための資格試験を導入するべき
確かに、増田の資料から計算すると高卒以下の人間が犯罪者となるリスクは大卒の人の5.4倍程度高い。 しかし、そもそも、受刑者数全体の人口比は日本の人口の0.17%程度であることにな...
傾向として正しいということをわかってくれて嬉しいよ。 でも全人口に対する受刑者の比率が少ないということだけど、そもそも犯罪を犯す人間が少数派なのだからそれを言ったら話...
話が成り立たないという指摘をしているので話が成り立たないのは当然のことだ