よく貧困云々で返済不要の奨学金の枠を増やせだとか学費を無料にしろとかあるけど、果たしてそれで何が変わるのだろうか。
奨学金を借りる人たちで問題になるのは以下の2種類だと考えられる。
まず1についてだが、大学卒業後に正社員になれず奨学金を返済できないという場合、たとえ奨学金が返済不要になったとしても、その人が非正規であることには変わりない。
大学を出てもまともな職に就くことも出来ない人間のために、教育と称して国が金を払うのは何の意味があるのだろうか。
よくある理論に「教育は若者を育てるための投資だ」というものがある。
しかし、このタイプの人の奨学金を返済不要にしたところで投資を回収することが出来ないのは明白である。
次に2のタイプの人についてだが,なぜ必要なだけお金を借りないのだろうか。
まともな職に就くことができれば、月々数万の返済は大した負担にならないだろう。(もちろん就職したての頃は大変かもしれないが)
私が考えるに、大学という看板を就けただけの名ばかり大学の存在と、それを見抜けずに大学を出れば就職できると思っているバカの存在であると思う。
まともじゃない大学に入学して借金を返済できなくなってしまうという不幸(自業自得)をなくすためにも、まともな職に就くことが出来ない大学に通う学生に対しては奨学金を払うべきではないかと思う。
例えば、アニメーターや声優などの専門学校に通う学生に対して奨学金を貸すのはあまりに酷な気がする。
同様に、まともな職に就くことの出来ない学部に通う学生には、それを支えることのできる親などの経済力を前提条件とすべきだと考える。
まともな職に就けるであろう学生のみに奨学金を給付すれば、それは投資としても十分回収することができるのではないだろうか。
大学に入る必要がない人が奨学金を借りて無理して大学に入る現状をどうにかしない限り、奨学金を返済できない人が出てきてしまう。
それはもうまともな職に就けないことが予想される学生には奨学金を貸さないなどの、通常のローンと同様な厳正な審査を設けるしかないと考える。
大学無料にするなら「いつでも」「誰でも」「老若男女問わず」「(なるべく)希望の大学に」「条件なしに」入れるようにしないと意味ないな でないと国民の教育を受ける機会均等に反...