2016-12-04

キャラクター物語の駒になっている」という批判を時々見ることがあって、

実際自分も色々な作品に触れる中でしばしばキャラクター性格と行動の乖離違和感を覚えることがあるのだが、

自分場合「何故その性格設定のキャラクターにこの行動を取らせた?」ではなく、「何故この行動を取らせるキャラクターをその性格設定にした?」となることが多い。

キャラクター基準ではなくイベント基準というか、シナリオ行基準というか、テーマ基準というか。

ぶっちゃけた話、早い段階で作品の言いたいことというか、作品を通して制作側のやりたいこと(必ずしも物語の終着点という訳ではなく)がはっきり見えてくるような作品は、

多少作中でキャラクターの行動に首をかしげることがあっても大目に見てしまう。なんかこいつ普段からは考えられないようなヘマやらかしてるけど多分作品的には意味があるんだろうと思ってしまうというか。

実際そういうぼんやりとした確信を(自分なりに)得られた作品は、大体(自分なりのだが)期待にこたえてくれる。ので好きになる。

人物設定、行動指針から世界設定に至るまで、一つのテーマに集約されてることがはっきりわかる作品はやっぱり面白い、と思う。

なので逆に物語のないキャラクターにあまり入れ込むことが出来なかったりする。

物語が薄い日常系が駄目だとか言うんじゃなくて、本当に「キャラクター」単品だったりするやつ。

イラストプロフィール台詞が数種類、良くて小さな個別エピソードしかないソシャゲガチャキャラみたいなの。

ストーリーの中での立ち位置が見えないとどうしてもあと一歩ハマることができない。

なのでガチャキャラ交えて濃いイベントストーリー作ってくれるソシャゲが増えてきたのは個人的にはありがたい傾向だったり。

やっぱりまずちゃんとした主題のあるストーリーの中でキャラクター役割を与えられて動いている姿を見たい。あくまでも自分は、だけど。

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