しかし、誰もが目をそらしてきた問題であったことは間違いないだろう。
障害者が安楽死できる世界、介護をしたことがある者なら賛成するのではないだろうか?
介護者、特に身内としては精神的に疲弊し、思ってはいけないとわかっていても心の奥で感じてしまう、身内に対する「死んでくれたら」という感情。
私の身内の脳外科医も、様々な命を救ってきたが、ただ生きていることだけが本人の幸せとは限らないと言っていた。
患者によっては負傷したまま亡くなった方が幸せなケースもあるだろうと。
私自身、ある障害を患っており、死ぬことができるなら心の底から死にたいと思う。
家族ともよく話す。自分が寝たきりや要介護者になったら、早く死にたい。
安楽死できるならしたい。
ルールで第3者が人の命を終わらせることができない。
だが、虐殺という部分にのみ焦点を当てるのではなく、この現状に目を向けなくてはいけないのではないか。
身内としては精神的に疲弊し、思ってはいけないとわかっていても心の奥で感じてしまう、身内に対する「死んでくれたら」という感情。 「思ってはいけない」と思ってるはずなんつ...