高校を卒業し、ずっと服飾関係で生きて行くと思っていた。専門学校にも行った。ショップも開いた。でもうまくいかなかった。
25歳、しっかりとした仕事に就こうと職を探した。ショップ時代にWEBサイトを作っていた経験からWEBデザイナー志望で就職活動をした。
運良くWEB系の受託会社に就職できた。WEBデザイナー職の傍、WEBに関する幅広い経験ができ、その中でもディレクションという仕事が自分に合っていると感じた。
ディレクターが自分の天職だと感じ、その能力を高めるために日々自己研鑽した。
30歳、自己研鑽の甲斐あって大手ソーシャルゲーム会社にディレクター職で転職した。
優秀な人が多く、いろいろなことを学ぶことができた。
その一方で前の会社のように幅広い仕事はできなく、クリエイターの間に入る制作ディレクターとしての仕事は窮屈に感じることが多くなってきた。
33歳、上場企業の社内スタートアップのディレクターとして転職した。
やはり周りは優秀な人ばかりで、いままで以上に勉強し成長していかないとならない環境になった。
仕事自体はスタートアップ風?らしくクリエイターのディレクションだけでなく、仕様策定から制作ディレクションまで幅広い仕事を担当することができた。
35歳、評価も上がり現場の仕事はあるものの、メンターや目の前の仕事以外にも組織としての向上をミッションとして持つようになった。
それが煩わしく感じている。俺はただWEBサービスの立ち上げや価値向上にやりがいを感じるだけで、後輩の成長や所属部署の組織力など担当サービス以外のことなどどうでも良い。
びっくりするほど同じだ。 専門学校卒で25から受託会社で幅広く仕事する中でエンジニアがあってると思って上場企業に転職した。そこでは業務が細分化されててそれが不満で転職した...