http://matome.naver.jp/odai/2145982770621919601
この記事を見てて思ったのだが、プロの小説家なんて言葉は今後10年のうちになくなるだろうな。
描いた絵に対して対価をもらって生活をしているのがプロ、趣味で描いている人はアマチュア。
そういう住み分けで何十年もやってきたイラストの世界を変えたのがネットだった。
pixivがサービス開始すると、人が描いた絵を”見られる”ようにもなった。
日本中のイラストレーターの見本市がネット上の一つのサイトで開かれるようになった。
プロとアマチュアが入り乱れた。みんなが一斉に同じラインに立つ時代が始まった。
イラストレーターの需要は爆発的に広がり、「プロであるかどうか」なんていう線引きは必要なくなった。
「どういう絵を描くのか」
「どれくらい絵がうまいか」
それだけで判断され、需要に応えられるクリエイターは対価をもらって絵を描いた。
対価をもらって絵を描く人をプロというのなら、プロの数は10年前と比べられないほどに増えているだろう。
ある人は月5万円、ある人は10万円、ある人は20万円、ある人は50万円。人によってもらう対価の総額は様々だ。
どこまでがプロといえるのだろう?
全員金はもらっている。だが全員が食えているわけではない。
では、イラストだけで生活できるような商業仕事を貰えるのがプロか?
その場合、同人誌を描いて生活しているイラストレーターはプロではないのか?
etc...
イラストレーターの世界には「プロかアマチュアか」ではない、新しい線引が必要になった。
いや、正確に言おう。
「それで、そのクリエイターはどれだけ人気なのか?」
それが全てだ。
イラストレーターの世界に起きたこの流れが、10年遅れて小説の世界にも起きはじめている。
今までの世界なら出版社から本を出すこと以外に道のなかった小説家にとって、Web上で居場所が
できたということがどれだけ革命的なのか、まだそれほど実感を伴っている人も少ないだろう。
本を出したことがない人がアマチュアだ。シンプルな世界だった。
だが、これからは商業デビューしたはずのプロも未だにアマチュアの世界にとどまり続ける。
プロがアマチュアの世界に留まる一方、Web小説の世界が今後更に発展したら「プロにならないアマチュア」も出てくるだろう。
それはさながら、コミケ一日で売った同人誌の利益が数百万円になる、商業未デビューの絵師のように。
・・・・・・別に、悪いことじゃないと思うけど。
同じようにプロの音楽家、ミュージシャン、作曲家という括りももう消えかけてる DTMやボーカロイドの発達、さらには歌手もプロとアマチュアが同じラインに立つようになってきて、 同...