気に食わないといえば、そもそもイケメンをもじってるとこからして嫌いなんだけど、それは置いといて。
イクメンだって数十年もすれば当たり前になって、誰もわざわざそう呼ばないかもしれない。
ただ、昔の風潮というのもまだまだ残っていて、夫に十分な収入があれば専業主婦におさまりたいという勢力も強い。
というか景気が悪くなると増える。
そういう中で、男はまず女より稼げなければ、家計の半分以上を負担できなければ結婚してもらえない。
たぶんこれが今ある風潮の中では最強だと思う。
イクメンを求められるというのは、それをいの一番に突きつけられてる中で、さらに家事の先払いを迫られてる感じで、
なんかすげー理不尽なんだよね。
女だってフルタイムの上に家事育児押しつけんなって、散々主張してる。ごもっともな話だ。
なぜ似たようなことを男には堂々と要求できんの?
イクメンをむやみやたらに持ち上げる空気というのも、もはや行きすぎてハードルばかり上げてんじゃないかと思う。
家事に関わる割合以前に、とりあえず平均以上に稼げてる奴じゃないとテレビに出ないし。
ひどいのだと、イクメンの外科医とかが出てんの。アホかと思った。少女漫画の世界じゃんって。
非現実的だろ。そんな男がいったい何人いるっていうんだ。釣り合う女が何人いるっていうんだ。
最近はお役所もイクメンブームに乗っかって、いろいろ支援しようとしているようだけど、
そういうのも同じ公務員だったり大企業だったり、まともに育休が取れるとこを想定してて、
同じ家事分担してる家庭でも、非正規同士でくっついて、でも子供もできちゃったから、
否応なしにそうするしかないってお家もあるんだろうけど、まずイクメンというフレーズでくくられることはない。
当たり前だよね、そんなんじゃ誰も憧れないから。
たぶん、世間の女性が抱えてるのは、イクメンを持ち上げてるとこからするともっと次元の低い、
しかし深刻な悩みなんじゃないかって思う。
もちろん、東京のタワーマンションだかにお住まいの皆様が、イクメンを欲しがるほどお困りなことはわかるよ。
でもそれって、東京だけの話じゃない。
代官山にカフェができましたよとか、木更津にアウトレットモールができたから橋通って行ってみませんかとか、
そういう程度の普遍性しかないんだから、東京ローカルだけで流しときゃいいじゃんって思う。
周りを巻き込むな。
ママーーーーーー低収入でも家事全負担してくれる嫁が欲しいよーーーーーママーーーーーーーーーーーーー!!! ママーーーーーーーーーーーママーーーーーーーーーーーー!!!!