簡単ですね。本で統一して話を進めていきますが、読んでいて好きだと思ったら好き。嫌いと思ったら嫌い。
ここで最大の注意を書きます。
好きも面白いもその境界線が曖昧で自身の内から湧き上がってきたようなものに思えますが、実際は同じものではありません。
好き(嫌い)には責任が伴いませんが、面白い(面白くない)には責任が伴います。
「この本好きだ」
「この本面白い」
好きは感情です。感情に対して理由は求められませんし、求めにくいものです。「好きなものは好き」で相手はもう二の句が継げない状態です。
一方で面白いは判断です。判断は根拠が求められる場合が多々あります。すなわち、「なぜ面白いのか」を答える必要があります。
そして、他者に「それは面白そうだ」と思わせるのが目標になります。
1番簡単なのは好きを書き出して列挙することですね。
「こんなにたくさん好きなところがあるから面白いんですよ」と。
応用編として少しは嫌いなところも列挙してみるといいです。
「ちゃんと嫌いなところも列挙している僕は誠実でしょう。でも好きなところが多いので安心してください。だから面白いんですよ」と。
どんな長文もプロもとどのつまりはこのパターンでレビューを書いております。
amazonによく見受けられる「☆ひとつ引かせていただきます」などの自分の基準で星を加減することに説得力はあまりありません。
よほどの有名人になるかしないかぎりは自身においての星の基準などは考えないほうがいいでしょう。
対象の事実誤認は大いに説得力を欠きます。現在、Googleという便利なものがあるので軽く検索しておくほうがいいです。
文章の誤字脱字文法などもそうです。あまりそのことばかりに気を取られて美辞麗句をならべることに熱中すると、ポエムというちがうジャンルになるので注意しましょう。