2015-09-14

進撃の巨人問題点は、監督じゃない。

前田有一の「超映画批評」で、進撃の巨人(後編)が俎上に上がっている。

やたらと監督批判が厳しくて、話題になっているが、私としては監督は悪くないと思う。

 

この作品何が悪いかというと、基本的に、配役が悪すぎる。

水原希子ミカサにはまったく合わないキャラという評判だ。また、演技も不評だ。

  http://laughy.jp/1438845157277107155

 

石原さとみも、かわいいことはかわいいが、恋愛ドラマには向いているとしても、凄惨作品には合わない。

 

俳優だけでなく、脚本家もひどい。脚本は、プロではなくて、ただの評論家である町山智浩なんていう人物が書いている。(もう一人との共同脚本だが。)こんなアマチュア脚本を任せるということ自体が間違っている。

 

こういう観点から見ると、監督もまた人選ミスだとわかる。樋口真嗣は、特撮監督ではあるが、監督としての実績は乏しい。日本沈没では成功したが、隠し砦の三悪人では大失敗し、のぼうの城では成功した、というくらい。系統的に見て、特撮を生かす系統監督であり、映画のもの演出能力は低いと見るしかない。他の大監督に付き添う特撮監督ぐらいの位置が適しているように見える。

 

結局、俳優脚本家監督も、すべて人選ミスだと言える.その責任はすべてプロデューサーにある。人選するのはプロデューサー仕事からだ。

 

今回の樋口真嗣監督は、この人が悪いというより、もともと能力を超えた仕事を割り振ったことに問題がある。樋口真嗣監督ばかりを責めるのでは可哀想だ。この監督は、何か悪いというよりは、単に監督としての能力が低いだけだ。悪いのは、そういう人に監督を任せたプロデューサーだ。責めるなら、プロデューサーを責めるべきだ。

 

p.s.

前作の 成功・不成功は、商業的に製作費を回収できたかどうかを基準に見ています作品出来映えではなくて。

 

  • 確かに、監督の相性とファンの期待がずれてる気がする。プロデューサーも狙いってどこだったんだろう。

  • 確かに一番の戦犯は「進撃の巨人」というハリウッドでやっても難しい原作を ろくなスタッフも資金もない邦画でやろうとした製作サイドだとは思うけどね。 でも、脚本書いた批評家の...

    • ジョージ・ミラー「予算がなくったってまともな映画は作れるよ。進撃の巨人はむしろボクの映画を目指していたのだろう?」

  • じゃぁゴジラ駄目じゃんw 庵野がどこまでダメ出し。するかだな。 東宝がそこまで予算と期間をつぎ込んでるとは思わないので オタク映画で終わるかも。

    • 庵野も場面場面のインパクトは作れてもストーリーとか全然駄目だしな。 その二人のタッグとかもうオワタ。

    • ゴジラは、山崎貴が監督にふさわしいという見解がある。理由は、 『ALLWAYS 続・三丁目の夕日』(2007年)にはフルCGで作られたゴジラが登場し、昭和30年代の街並みを破壊するシーンは...

  • id:blueboyさん、こういう映画も観るんですね

  • 超映画批評なんて参考にしてる奴はいないだろうからどうでもいいんだが、水原希子のミカサはわりと好評価も多くないか?

記事への反応(ブックマークコメント)

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