2015-07-28

小学生ヤクザケンカに遭遇した

これは大学生の頃だからもうだいぶ昔になる.

ふとしたときに思い出し, ずっと忘れることができないので, ここに吐き出す.

彼女一乗寺にある自分下宿に帰ろうとしていたとき, 目の前で小学生ヤクザケンカが始まった.

小学生5, 6人が道の真ん中を歩いていて, 自転車に乗っていたヤクザ (と若めのお付きのヤクザ, こっちは徒歩) の進路を邪魔して怒鳴られてた.

そこで頭下げて避けとけばいいのに, 正義感が強いのかプライドが高いのか, 女の子が1人反論してた.

当然, そんなとこで折れるヤクザではないので後はグダグダな言い合いが続いていった.

周囲の家から人達が顔を出したけど, 特に関わるわけではなく引っ込んでいった.

自分も何か義務感とか正義感みたいなものが動いたのかもしれない.

彼女を先に下宿に入っているように言って, そのケンカ仲裁することを決めた.

とは言っても自分が真っ向から向かっていってどうこうできる相手ではない.

まず警察電話で呼ぶ, 小学生グループにいた男の子2人が背伸びした決意で

ヤクザの近くに歩いていこうとするのを止める (これはちょっと記憶あいまい),

気の強い女の子ヤクザと2人だけになりそうなところに顔を出して変なことされてないか確認する,

そんな対処を内心ビビりながらもしているうちに警察が来て, ヤクザを収めてくれた.

ヤクザ無駄警察と争うつもりはないだろし, ヤクザの相手は警察は慣れてるだろし,

その目論見が当たって無事解決して良かった.

心残りなのは, 男の子2人に「蛮勇はダメ」という話をできなかったこと,

怒りと悔しさで最後半泣きになりながらわめいていた女の子にきちんと声を掛けてやれなかったこと,

その女の子のご両親にその事件を説明できなかったこと.

女の子口論の途中で父親のことを侮辱されたらしく, かなり怒り狂っていた.

正義感と高いプライドを撒き散らしていて, 本人は自分は正しいと思っているようだったが, 傍目にはすごく危うい性格だと感じた.

自分自身を危ない状況へ送り込むだけじゃなく, すごく強い正義感で誰かを傷付けてしまうのではないか. そう感じた.

そんな彼女を見守っていって欲しい, というのをそのグループにお願いしなかったのも心残り.

連絡先くらい教えれば良かった.

の子達ももう立派な大人になっているだろう.

どんな人になっているのだろう.

あのときのことは覚えているのだろうか.

あの時どんなことを思って, あの後どんな風に事件のことを受け止めたのだろう.

もう今の自分からは遥か遠いところのことで, 知る由も無いのだけれど, 何故だか時折ふと頭に浮かんでくる.

朧げながらあのとき光景はまだ覚えている.

【追記・2015/08/03】

ブクマされて, 読まれてるのに驚く.

確かに仲裁ではないので「ケンカ仲裁をした」→「ケンカに遭遇した」にしとく.

ちくわ大明神」とは?

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