http://gudachan.hatenablog.com/entry/2015/07/17/001946
この記事を読んでふと思った。
「アンチの心理とはまさにこれなのではないだろうか」と。
ここでいうアンチとはある事柄や作品に対して「ここが駄目なんだよ。俺様よく分かってるから言っちゃうけど他にもこの辺が駄目でつまり……ムキーーーー!!!なんでこんなのが世間に蔓延っているんじゃふじこふじこ」となっちゃってる人の事ね。
彼らの主張は圧縮すると「俺には合わなかった。でもこれを認めてる人がいる。それが許せない」になるわけだけど、それをやたらと色んな言葉やソースで飾り立ててるんだよね。
なんでそこまでするのか前から不思議だったんだけど、きっと彼らは否定されるのが凄い怖いんだろうね。
あと自分の方を相手が向いてくれないと強烈に拒絶されたと感じてしまう癖がある。
だから世間で人気のある物と自分の感性が食い違うと途端に「なんで世界は俺を否定するの!!!??」と考えてしまう。
だから必死にそれを覆そうと色んな理由をつけて世間の空気を自分の側に持って行こうとするんだ。
何がおかしいかって、世間で流行っているものと感性があわなくてもそれでその人自身の人格がコテンパンに否定されるわけじゃないはずだ。
うん、そうだね。
そのはずなのに何故か世の中には「この作品の良さがわからないなんて、君頭オカシイのかい?」と口で言ったり態度で示す輩がいる。
そう、こいつらもまたおかしいんだ。
こういった「世間の流行と感受性が合わない人間はクズ」ってレッテルを貼る何かを勘違いした連中が歪みの始まりであり、こいつらの作った歪んだ空気に軟弱な人間が耐えられずに変化したものがアンチ。
「信者とアンチは表裏一体」というけど、まさにこの信者こそが「この作品の良さがわからない奴はクズ」と言って回っている奴ら。
そして厄介なことにこいつらは自分がおかしいと言われる側に回るとアンチになるし、アンチになってしまった人間は自分と感受性の会う作品に出会うと信者になる。
つまり信者が暴れることでアンチが生まれ、アンチが今度は他の所で信者になり、そしてそうやって増えた信者達に心を壊された人間がアンチになって、また別のところで信者になるの無限ループで増えていってるんだ。
でも人間って結構強いものである時「あっ、俺頭おかしかったわ」と今までの毒が抜けて普通の人間に戻れたりする。
それで増える人と戻る人の数に均衡がとれて今の「ある程度何かが流行るとだいたい毎回同じ程度の信者とアンチが出て暴れる」って構図が出来てるんだな。