2015-06-27

http://anond.hatelabo.jp/20150627125159

合理性」という概念について誤解してるらしきブコメがいくつかあるので追記。

合理性は個人の感情や欲求と相反するものではなく、むしろそれを前提にしている。「なぜそうするのか、そうあるべきなのか」という問いに対して、最終的に「自分感情目的しかじかだから」と答えることはまったく合理的だ。合理性にもとづけば、前提(欲求)がちがえばちがう帰結(どうあるべきか)が出てくるのは当然である。だからこそ、お互い求めるものがちがいますね、じゃあどうしましょうねという話ができる。

たとえば、伝統大事にしたい人が「伝統に即さなものを見ると自分感情を害されるから伝統大事にすべきだ」と主張するのはまったく合理的だし正当なものでもある。リベラル立場からすれば、それを認めたうえで、その個人的な欲求が、ほかの人の欲求と照らし合わせたときに押し通すことができるものなのかどうかという話になる。

しかし、保守的思考をする人は、そういうしかたで自分の主張の理由づけをしない。端的に「これが現状だから」「過去こうだったから」という説明しかしない。それではリベラルは納得しないが、保守はむしろそれで納得するのだろうという話。

あとついでにいうと、現代日本(のネット)において「保守リベラル」「右翼左翼」とラベリングされているものには関心がない。もっと根本的なレベルでの考えかたのちがいの話をしている。そして、そのちがいは、従来「保守」と「リベラル」と呼ばれてきた政治的対立根底にあるものだろうと。

保守リベラル」というラベルは、たとえば幕末期の「尊王/佐幕」とか「攘夷開国」と同じように、多様な対立軸をごっちゃにしたかたちでつかわれていて、もはや有意味な内容をもっていないかもしれない。その意味で、このラベルを持ち出したのは失敗だったかもしれない。たぶんノーランチャートのような2軸4象限あるタイプスペクトラムを持ち出したほうがよかった。

記事への反応 -
  • 保守かリベラルかという政治的立場のちがいは、人付き合いとかコミュニケーションのしかたみたいな日常的な生活態度のなかにすでにはっきりあらわれているもので、溝が深いなと思...

    • 「合理性」という概念について誤解してるらしきブコメがいくつかあるので追記。 合理性は個人の感情や欲求と相反するものではなく、むしろそれを前提にしている。「なぜそうするの...

    • 言っていることが抽象的すぎてさっぱりわからん。 そして、話を抽象的にして逃げようという人間の方が大部分だと思うよ。あなたもその一人。私もリアルではその一人。

    • 自分は合理的な思考の持ち主で、相手はそうではないと決めつけてるあたりからして保守ど真ん中だと思うんだが

    • 日本でリベラルを自称している奴等は節操が無さ過ぎて本来リベラルで落ち着くはずのまともな人達は皆離れてゆく。 結果沈殿濃縮された「日本のリベラル」という澱が異臭を放つのだ...

    • 性格や性向の違いで政治的立場が規定される、っていうのはある程度あるらしいね。

    • 脳の認知スタイルがリベラル/保守といった信条に影響している可能性 http://science.srad.jp/story/13/02/21/0948254/ …という話もある。認知構造が違う=そもそも同じ「世界」を見ていない、と...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん