真逆だ。
何故貧乏人ほど課金したがるのか、それは課金すると自分より貧乏な奴(ないしは金の使い方が上手い奴)を打ちのめせるからだ。
たとえば年収200万の男がいたとしよう。
大雑把に200万のうち100万を生活とか家具とかもろもろに使ったとしよう。
少ないと思ったら親元で暮らしてとでも考えてくれ。
んで100万余るわけだ。
年間100万。
半分貯金したら50万。
ソープに行くぐらいなら出来る。
だけど女の子にチヤホヤされるような年収じゃないし、キャバクラなんて行っても細い客として内心軽蔑されているのがうすうす分かるほどだ。
そうすると沸々と沸き上がってくる感情がある。
劣等感だ。
それを埋める方法は2つ。
1つは自制心や自尊心を強く持って乗り切ること。
もう1つが優越感で相殺することだ。
これが素晴らしく効く。
「金を払って倒す」という部分に実にゲーマーな方々は「金払って倒すなんてカッコワリ」と感じるだろう。
だが一部の人種、というかゲーマー以外はこう感じる「俺が社会に貢献して手に入れた対価が爆発して、フリーライダーやケチンボをぶちのめしたぜ!」と。
ゲームに課金する時、キャバクラだったらすぐに消えていたような金は強烈なパワーを持つ。
50万あればガチャで最高レアを引くまで粘ることが年に2,3回は出来る。
貯金するはずだった金を回せば年中最強カードを更新することだって可能だ。
同級生同士で比べたらいいところ下の上だった男がトップを歩けるのだ。
己が汗水たらして稼いだ金が己をトップへと押し上げる。