親父はもう70近い。自分が学生の頃は休みの日にキャッチボールの相手や一緒にカラオケ言ったりボーリング行ったりしてくれていた。
ここから俺が見たそんな親父の夢なんだけど、ふつうに実家で暮らしている何気ない生活風景だった。
親父も俺もリビングで親父は簡易ベッド作って、俺はソファーで寝るんだ。(L字のようになる)
そしてみんな寝静まった夜中に親父がおびえた寝言を言い始めるのさ。
実家で暮らしていた時もそんな感じだったけど、ストレスがたまったり恐怖を感じたりすると、時折この世の言葉ではなさそうな寝言を言うんだ。
隣でそんな気味の悪い寝言やられるととても寝れたもんじゃないので、決まって俺が親父の足を揺さぶって寝言を静めるんだ。
翌日、親父はこういった。
「俺はな、滋賀の病院に入院しなきゃならない。お前が俺の世話をしてくれんか」 ー (実家も今の住居も滋賀とは程遠い都道府県)
滋賀に有名な病院ってあったっけ・・・とにかく治らない持病をどうにかするためなんだろう、なぜそういう経緯になったか知らないが半分ぐらいは空気を読んだ。昨夜もうなされていたし。
俺「いきなり入院ったって、どれくらいの期間なの」
父「1〜2週間」
俺「宿なんかはとってあるの?」
父「まだ」
俺「うーん・・・ちょっと待って、俺じゃ無理だよ・・・仕事あるし」
父「(´・ω・`)」
そんなこんなで仕事中も気が気でないままだった。いつ親父がぶっ倒れたっていう連絡が入ってくるだろうと怯えていた。
なんだったら、次電話で連絡が来たら、仕方がないと腹を決めて仕事を整理して滋賀に向かっていただろうと思う。
そして自分を情けなく思った。
俺は社会人になってもこういう態度しかできないのかよ・・・って嫌になった。
実は自分の親父はすでに他界している。それも15年ぐらいも前。生前は腎臓病を患っていて、週に3回人工透析を受けていた。
とくにオチなんかないけど、親父は夢の中で何を俺に伝えたかったんだろうって思う。
自分が学生のときに先立たれたこともあって、孝行らしいことはできてないんだ。それもあって自分の行動が情けなくてしょうがない。
父親が存命の人たちはそういう告白があったらどう行動すべきか悩んでおくといいとおもうよ。
あー、そういや最近遺産相続で揉めて墓を移していたなあ・・・亡くなってからも落ち着いてられないだろうなあ。
たまには手を合わせに帰るかなあ。
ただのオッサンの情けない話だ。長いから無視してくれ。 親父はもう70近い。自分が学生の頃は休みの日にキャッチボールの相手や一緒にカラオケ言ったりボーリング行ったりしてく...
すまん、親父が生きてたら70ぐらい。逝年55ぐらい。夢の中では往年の姿をしていたよ。
こっちこそすまん、いきなり添削するような真似して。 若くして逝ったんだな親父さん。 今度実家に帰ってみるよ。