「NPO界隈の過半が『怪しいNPO』で占められてる」というのは一部の人には「常識」なんだが、
問題は、そういう「NPOリテラシー」は、言ってみれば特殊な人(NPO関係者、マスコミ、裏稼業な人)にとっての「常識」であり、
表側の人、特に新米ママ界隈だと、そういうリテラシーを持ち合わせていないママが多すぎること。
だから首捻りマッサージNPOに、「NPOなんだから・・・」と、いともカンタンに引っ掛かる
「育児支援団体の中には、怪しい団体もありますから注意しましょう」
「育児書の中には、怪しい育児書もありますから注意しましょう」というリテラシー教育をすべきだと思う。
でも、この手の「怪しい育児NPO」、意外と「市役所主催の育児支援企画」に出入りしたりしてる。
⇒「どれが怪しくて」「どれが怪しくないか」何もわからない新米ママは、
「市役所主催の企画だから、内容も間違いないだろう」と信頼してしまう
だから、首捻りマッサージNPOも、過去に「役所の公的企画に、どれだけ呼ばれていたか」、ちゃんとチェックすべきだと思うが、
「水からの伝言」「EM菌」なんかも「役所の公的企画」になっちゃってたりするので、
多分首捻りマッサージも公的企画に採用されてるんじゃないかと推測される。
「新米ママ」というのは、エセ科学団体、そして宗教団体からしたら「格好のカモ」。
だから、「妊娠出産時は、へんな団体が来ますから注意しましょう」なリテラシー教育が重要
一番責められるべきは、
「首捻りマッサージとかEM菌とかの怪しげな企画を、精査せずに安易に採用する市役所担当者」なんだが、
「昨年は育児企画を7件企画したが、今年はまだ2件しかしてない、このままじゃ来年から予算が減らされる、どうしよう・・」
「係長、いい企画見つけました!赤ちゃんの首を捻って、免疫向上だそうです!」
「よし、早速企画だ!!」
・・・というノリで、あちこちの市役所で、EM菌とか首捻りマッサージとかホメオパシーとかを企画してそうな気がする。
逆に、首捻りマッサージNPO側も、あちこちの市役所に「営業」してたんだろうなあ。
「講演料は要りませんから」なんて言われたら、財政が厳しい市役所は飛びつく。
で、講演会場で「この商材を買えば・・」と営業トーク。講演料ゼロでも元は取れる
・・・と偉そうに書いている自分だが、うちの妻も怪しげな育児書に騙されかけたからなあ。
⇒早速取り上げて、妻を洗脳解除。