2000年代半ばまでは、日本は薬物依存の少ない恵まれた国だと思っていた。
覚せい剤だってそう。北朝鮮ルート(例の船舶)が絶たれた安心感は大きかった。
警視庁の統計によると、90年代後半と比べると覚せい剤マーケットは5割強にまで落ち込んでいるという。
その一方で新たな脅威として出てきたのが脱法ドラッグ。
これが脅威なのは、暴力団を直接の入手ルートとしなくてもいいところ(表向きはね)。
ネットで注文して郵パックで送ってくれるみたいな。
先月の池袋の事件はショックだった。まさに最中のよだれを垂らしたトリップ顔が全国報道されたのは衝撃的。
薬をやらなければやってられない社会層は存在するのだから、マリファナを合法化してあてがえという意見もある。
多くはたばこのように吸引するイメージで語られているようだけど、あれは確かに大したことはないんだよ。酒と大して変わらないという気もする。
でも刺激を求める人はバングラッシースタイルで胃腸に染み渡るまでがっつりやるでしょう。
そうすると、次元が変わってくる。トリップしている時間も半日から一日と長い。
インド放浪中にひっくり返って病院に運ばれたり川に入って行方不明になったり、いきなり二階から飛び出したり人前でセックス始めたりとか、
それを日本でやるのは勘弁してもらいたいんだが。脱法ドラッグもそう。日本でやるのはやめてくれないか。
酒の場合は、酔っぱらったやつがどんな行動を起こすかだいたい想像がつく。
でも麻薬って、何をしでかすかわからなくて、ちょっと予測できないところがあるんだよ。
アルコールじゃだめなのか。