俺も非常に感動したんだけど同時に気になったことをツラツラと。
ストーリー上、たまこともち蔵を二人っきりにするために犠牲になったとしか思えないが、
アニメ本編でたまこが肉親の死に深いトラウマを抱えているのを知っているだけに
大事には至らなかったとは言え狼狽するたまこを見るのはツラい。
1のアオリを受ける形になるが、みどりちゃんが餅をノドに詰まらせる照れ隠しギャグをやるのが
らしくないような気がする。彼女がそんな無配慮なことをするだろうか?
終盤、学級閉鎖で誰もいない教室でたまこがもち蔵を待つシーン。あれ他の教室には生徒がいるんだよね?
学校全体が閉鎖されてるんだったら入れないはずだし人気なさすぎてちょっと不思議。
特にラストでみどりちゃん、かんなちゃんが校庭?の木に登ったりしてるけど
あれって他の教室の生徒から見たら北野武のキッズ・リターンで校庭で走りまわる安藤&金子みたいな事になってるのかな。
やはり舞台となった土地に住んでる者としては、一体どんだけの距離走るんだよ…と思ってしまう。
あと駅ビルに圧倒される描写もあるけどアレもなぁ…。たまこの普段の生活範囲がかなり狭いのかなぁ…
数多く作品を見てる訳ではないが、どうも京アニのストーリーテリングには問題があるんじゃないかと思う。
印象として話の序盤は登場人物の一挙手一投足が実に丹念に描写され、見るだけで満足するんだけど、
そのおかげで疎かになったストーリー進行が後半になるにつれて破綻しているように感じられる。
また背景に実在の風景を描いて、作品世界を身近に感じられるのは良いとは思うが
上の3,4で書いたように、ストーリー後半にはそれが足枷になって現実でもフィクションでもない
摩訶不思議な空間に放り込まれるので、富士の樹海で方位磁石が狂った様な気になった。入ったことはないが。
他作品の聖地で暮らされてる皆さんはそんな経験ありませんかね?