2014-05-09

喫茶店ソーシャルキャピタルについて

法政大学 梅崎先生論文を読んだ。

喫茶店は営業形態間取りによっていくつかのタイプに分類が可能だという事だった。

この論文によって分類された喫茶店タイプそれぞれの特徴をまとめようと思う。

喫茶店タイプ

 喫茶サービスに特化している。

 カウンター席が多いという特徴がある。

 →カウンターに1人客が集まり常連となる事が多い。さらにその常連同士の交流も生じやすい。

 つまりソーシャルキャピタルを構築する場であると言える。

セルフタイプ

 大規模チェーン店に多い、カウンターで注文をし客が珈琲自分の席まで運ぶという形態を持つ。 

 総席数が多い大型店舗であり、テーブル席は多いがカウンター殆どない。

 →テーブル席が多いため知り合い同士で集まり、他グループとの交流は生じにくい。

 つまり既に持っているソーシャルキャピタルを強化する場であると言える。 

 商品価格が安く、提供も早いためその利便性から常連が多くなる可能性がある。

 客層としては高齢者女性、3人以上の団体が多い。

多目的カフェタイプ

 喫茶以外の目的を行う場所である

 漫画喫茶などのようなものから喫茶店ではなくカフェのようなものまで含まれる。 

 このタイプ喫茶店では地元常連客は少なく、観光客が客層の多くを占める。

 つまり外部から地域に人を呼び込む事は出来るが、地元の人々に対してのソーシャルキャピタルの構築・強化に関しては他のタイプよりも機能していない事が分かる。

ノート

ソーシャルキャピタルとは広義では「人々の間の行動を促す信頼、互換性の規範ネットワークとある

日本では稲葉陽二氏がこの概念に「心の外部性」を加えて「心の外部性を伴った信頼関係規範ネットワーク」と定義している。

からない事

心の外部性とは何か、またどのようなものの事を指すのか。

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