熱っぽいなーと思いながら残業し、帰宅する頃には猛烈な寒気。熱い風呂に20分浸かっても寒いまま。
熱を測ると39.2度。
自分としては小学生以来の高熱だったが、明日は恩義のある取引先との新規プロジェクトのMTGがある。絶対にドタキャンできない。
・・・・そうだ!
『インフルエンザと思われる症状なので明日はお会い出来なくなりました』
といえば最強ではないか。むしろ誠実ですらある。
と、夜分遅くに先方に連絡すると、快く調整してくださった。
やれやれ。インフルエンザって凄い。現代における最強の印籠だ。(まあエンガチョって事なんだけど。)
にしてもあまりに熱が高いので夜が明けて病院に行ったら、リアルにインフルエンザA型だった。
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その後
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「しばらく忙しかった分、数日休む事が心の休息になるかな。」
と思っていたのだが・・・
休んだ当日の夜から、もう同僚から仕事についての説明の電話が掛かってきた。急用でもないのに。
次の日には「もう大丈夫だよね?」という確認の電話。なぜ2日目で大丈夫前提?
ちょ インフルエンザ患者だよ!なんで気遣ってくれないの!?という気持ちに陥った。
どんな事情であろうと、突然休んだ人間の仕事を代わりにこなす同僚のストレスはどれだけのものか。
インフルエンザという正義の印籠のせいで、周囲は文句を言うことも許されない。インフルエンザにかかった人間に文句を言うことは非人道的であるからだ。
「ゆっくり休んで直してね。お大事に。」と言う以外許されていないのだ。
そのため、インフルエンザ患者側は、鬼の首をとったように自らを「患者様」と化してしまう人は少なからずいるだろう。自分みたいに。
インフルエンザの印籠は強すぎるため、印籠を出す側もマナーを知らなければならない。
『インフルエンザの予防を意識しない生活をしていたために、関係各所にご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございません。
体調復帰後もしばらく出社は許されませんが、自宅で出来る限りの作業を行います。』
まあ建前の話だよね。 逆にしわ寄せを食らった社員も内心どう思ってても 「お大事に、ゆっくり休みなさい」という建前で通すべきなんだけど。
その通りですね!お互いが建前を守れば全てが平穏に進むんだけど、たまに「風邪をひいたら親が優しくなる」といった子供時代の延長でべったり甘える人もいるので。 自分もついつい...
「もう大丈夫だよね?」というのが電話してもいいよねという意味ならいいが 出社してこいという意味なら馬鹿の極みだな 会社で伝染病広める気かよ 電車通勤ならさらに悪質になるし