働く女性が増えているとの番組が多いですが、子どもの思いが1つも取り上げられない事が、悲しいです。
保育所を増やすばかりが重要と、声高に語る政治家や企業。生まれる前から預ける事しか頭にない母親。せめて、自分の思いを言葉にできる小学生位まではゆっくり過ごしてはいけないのでしょうか?長時間預けられている子どもはゆったりした家族の時間を知らずに育っていくのでしょうね。病気の時まで預けられ、親子関係が益々希薄になりそうです。乳幼児が振り向いた時に、そのまなざしを受けとめてくれるのは親ではなく保育士なのですね。寂しく思います。
番組内で働く女性を「両立」と表現していましたが間違いと思います。保育園に預けた段階で「両立」ではありません。一日の大半は保育園でその間は子育てしていないのですから。預ければ母親と接するのは子供の起きている間で2、3時間程度です。
それを「両立」と表現されては、一日中、大変な子育てを自分でしている母親に失礼です。
子育ては立派な仕事です。自分で子育てしている母親は、お金を稼ぐお勤めをしていないだけで、仕事はしているのです。
私は元小学校教員です。授業を妨害したり思春期になったらこの子は大丈夫かな?親は何も気づいていないけど・・・という子供は父親の収入で生活できるのに、母親が外でお勤めをしたくてしている子が大半でした。例外は祖父母と同居、またはすぐ近くに住んでいて「おばあちゃんがお母さん」になっている子でした。やはり、健やかな子育てには子供を第一にする大人が誰か必要なようです。