こういっている連中は、本気で子供たちに未来があると考えているのだろうか?
「子供たちに負担を」といってる時点で現実の問題から逃げています。
言い換えると、「子供たち」というキーワードを用いて、「放射能が怖い」とかを主張するだけで
現実に起きている問題は、かねてからの円高に加えて、電力不足。
節電すればいいと考えるのは個人レベルであって、企業レベルになると売上に直結するため、そうはいきません。
海外に行けばもっと安く作れるのに、わざわざ日本に留まる理由はないでしょう。
日本の電力は世界で一番安定供給が出来ていることで有名でしたが、今回の地震と度重なる原発停止で崩れてしまいました。
ピーク電力を避けて生産すればいいという発想はあまりに身勝手です。
例えば、半導体生産などは、常時安定した電力でないと品質にダイレクトに響きます。
停電している間にクリーンルームにゴミが入ってきたりとか、生産を止めている間に下がった熱を加熱しなければならないとか、
運転停止中に真空度が下がるとか。
で、大抵の人は大抵こう言います:
・工夫で乗り切る
無駄がないかとか考えることは、たしかに大事なことですが、ここで語るべきことではありません。
「子供たちに残す未来」とは、「みんなが苦しいから自分も苦しくていい」という未来だったんですか?
「苦しさはみんなで分かち合えばいい」というのは、復興するときだけで十分です。
本来は、「楽しさをみんなで分かち合う」です。それ以外はただの我慢大会でしかありません。
いずれにせよ、こういった精神論で物事が解決すると考えるほど世の中甘くありません。
「心頭滅却すれば火もまた涼し」を実際にやったら火傷をします。
気合で、飛んでくるミサイルを防ぐことはできません。(かつての日本軍)