NAVEARがいつのまにかオンライン英語辞書のサービスを始めていた。
プレスリリースによると、小学館の「e-プログレッシブ英和中辞典」「プログレッシブ和英中辞典」、及び英英辞典として
HarperCollins Publishers Ltdの「Collins English Dictionary」をベースとしているもよう。
Yahooやgooの辞書に英英辞書がプラスアルファされた程度のものだろうと想像していたが、実際に触ってみて、かなり個性の強いオンライン辞書であることが分かった。
海外の新聞記事やサイトより例文を引用しているらしく、例文がハンパなく多い。
2, 例文の絞り込み機能が秀逸!
自分は仕事の関係、アルク英辞郎のヘビーユーザーなのだが、英辞郎の例文表示に不満をもっている。
というのも、例文が多すぎて欲しい用例を見つけるのに3ページ目、4ページ目とクリックして探さなくてはならない……..。
今回NAVER英語辞書の例文表示ではこの点が解決されている。テーマ別、文体別、地域別、翻訳の有無、難易度別、年代別などに条件設定して例文を絞り込めるのだ。
例えばテーマ別で「名言」をクリックして単語検索すると、その単語を含んだオバマとかプルーストとかの名言が例文として表示されるしくみ。いい仕事してます。
3, クイック辞書機能
例文中の英単語にオーバーマウスさせると黄色くハイライトされる。さらにクリックするとページ右脇にススッーっとウィンドウが開き(なんだか気持ちいい….)、
その単語の意味が表示される。よくあるポインタ上のポップアップでの表示ではないので目障りにならない。
などが優れている点。問題点は
1, 見出し語数。専門用語などはアルクほどカバーできていない。
コンテンツ量では英辞郎に劣るものの、ユーザビリティではNAVER英語辞書に判定をあげたい。
今後中国語や韓国語のオンライン辞書もリリースするそうなので、中国語初級者の自分としては大変期待している(東方書店あたりの相原先生の辞典を採用してくれるといいなぁ….)。