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2018-01-08

再び深圳に行ってみたがやっぱり深圳というか中国本土ディストピア

以前下記の記事を書いた増田です。

https://anond.hatelabo.jp/20171203113520

前回のオイラ記事に思いのほか大きい反響があったのに非常に驚いてまして、こりゃあオイラ勉強不足で認識違いも多分にあるんだろうなと思ったので、機会があれば再度深圳に行って見ねばと思っていたところ、年末年始に友人とベトナムに行くことになったので、帰りの便をオイラだけ香港経由にしてもう一回深圳に行って見たのでありました。前回のコメントでいただいた意見を参考に事前準備をしっかりして行ったが、やはり今回も深圳というか中国社会違和感を覚えたので忘れないうちに感想を記しておく。

1. We chat payのシステム設計が謎

QRコード決済を利用可能にするために、会社中国人エンジニアに頼んでWe chat payのアクティベーションをしてもらった。試しに前回の旅行で余った100元を送金してもらったのだが、実に簡単に出来た。ところがアクティベーション用に登録したクレジットカードで追加のチャージしようとすると、 “Credit card is invalid”とエラーが出て課金不能。協力してくれた中国人エンジニアに話を聞くと、中国国内銀行口座と紐づけないとチャージは無理じゃないかとのこと。しかも彼曰く、政府国民資金移動を監視するためじゃないかな的な話もしていた。これってシステム的にどうなんだろう…

2.やはり中国移動の自由微妙でないか

今回、We chat payを準備していたので深圳地下鉄で使おうとしたがダメだった。どうやら地下鉄のみ別のQRコード決済システム採用しているようで互換性がないとの事だった。結局現金で払うか深圳の地下鉄カードを使うしか無く、外国人視点から見ると利便性に劣る。地下鉄用のQRコードアプリ登録には中国身分証必要みたいで、監視社会連想せずにはいられなかった。香港台湾のように単一交通カードで街中どこでも決済できるのに比べると、やはり外国人視点では利便性に難ありと言わざるをえない。なお、飲食店コンビニでは日本で準備したWe chat payが普通に使えたことを明記しておく。

また前回、香港経由で深圳に行くと楽的な話があったので今回は香港国際空港からフェリーで深圳入りしたのだが香港 から深圳に移動する際には指紋採取があるのに逆は無かったりする事から中国本土社会自由度香港より一段低いように思えた。

3.中国通信自由はやっぱり怪しい

前回の旅行通信自由の無さに辟易したので、今回はコメント欄アドバイス通り香港Simを事前に準備して行った。結果、中国本土でもGoogle, Twitter, Facebook, Line等の西側Webサービス自由に使えることを確認。でもこれって世界的には当たり前のことなんだよなと、香港の前に立ち寄ったベトナムの事を思い出してしみじみと感じた。ベトナム中国と同じ社会主義国で、報道の自由ランキングなんかでも下から数えた方が早いくらいの閉鎖社会と言われている。しかしそれでも空港普通に買ったSimで何の工夫もせずにGoogleをはじめとする各種Webサービスを使うことができていた。(例外的Bitcoin関係Webサイトベトナムでもブロックされている事を確認。)中国改革開放路線1978年ベトナムドイモイ政策開始が1986年ベトナムの方が後から海外に門戸を開いたのに、圧倒的に外国人フレンドリーな国になってるんですわ。やっぱディストピアだよ。中国は。

 
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