2024-04-17

共同親権は俺に不利だけど賛成する

シングルマザー再婚して長らく継父やってるよ。

うちの子遺伝父親(以下、Aとしよう)を全く覚えておらず、うちの妻もAとの接触は十数年間一度もなく、Aの両親から支払われていた養育費再婚時に止めた。

なので我が家にとっては「Aなんて男は存在しない」っていう体で今まで平和暮らしてる。

共同親権は既に離婚済みの夫婦でも適用できるらしいので、Aがそれを求めて申し立てを行うことも不可能ではなくなるだろう。

まり共同親権我が家にとって特にメリットはなく、ほぼ心配ないとはいえリスクはある。

それでも俺は、共同親権が導入されることは正しいと考えてる。

自分の家庭の都合のために、「罪のない、親権を失った親」を犠牲にするのは間違っているからだ。

共同親権を推進する立場運動家にはDV加害者が多いのかも知れない。

ただそいつらの罪は、「特にDVなどの非がないのに、配偶者と不仲になっただけで親権を失った親」には関係ないことだ。

彼らの中に「親権者として認められたい」ニーズがあるなら、それが仮に圧倒的少数派だったとしても、切り捨てることはできない。

共同親権が解禁されることで生じる新たな問題は、個別対処していくしかない。DV加害者を見極めて親権を与えない仕組み、危険が生じたとき警察司法が適切に介入する仕組みは必要だ。

「その仕組みを完璧に構築するのは難しいから、全ての別居親を潜在的DV加害者としてまとめて遮断しよう」という手法は許されない。

これは俺自身が、「シンママ結婚しようとする男なんて小児性愛者なんじゃないか」という偏見に苦しんだ経験に基づくものだ。

リアルな知人にそんなことを言われたわけではない。ただネットでそれを公言するやつはとてつもなく多い)

シンママ交際相手子供虐待するニュースが出るたびに、「公的審査を受けて認められなければシンママ結婚できないようにしろ」と主張するやつらが現れる。シンママとの交際を望む時点で、潜在的犯罪者として扱えという主張だ。

虐待は実父母によっても大量に行われているのに、親になるすべての人を疑うのではなく、「子供血縁がないやつだけ疑え」というのだ。

自分と違う属性のやつが犯罪を犯したときだけ、その犯罪属性を紐付ける。これが差別でなくてなんだというのだ。

そんなことを言うなら、シンママ自身による虐待だって発生率は高い。一度壊れた家庭は葛藤レベルが高く、人間関係の構築に失敗する例が多くなるのは仕方ないことで、それは再婚しようと再婚しなかろうと同じことだ。

この偏見に苦しんだことがあるから、俺は「すべての別居親をDV加害者と疑う」ことに反対する。

そうなれば自分スタンスは「共同親権には賛成、だが適切な制度の整備と運用を求める」しかない。

それが自分にとって不利な方向への変化だとしても。

先述のAは育児には貢献しなかったが、特にDV野郎だったわけではないようだ。

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