2024-01-01

新米冒険者パーティー所属するために

これからパーティー所属して冒険に旅立とうとしている新米冒険者が、どうやってパーティー所属すれば良いのかを書いてみる。

 

まず重要なのは、どのパーティーがどんな冒険者を求めているかリサーチすることだ。

そういった情報は案外簡単に見つかるのでここでは割愛する。

番手っ取り早いのは、データベースアクセスしてそのパーティーのページを見ることだろう。

 

それで、例えばヒーラー募集しているパーティーを見つけたとする。

拠点地も居住地と近いし、報酬もいい。

そんな感じでここに入りたいと思えるパーティーが見つかったら、面接だ。

 

面接では当然、お前はヒーラーとしてそのパーティー所属する意思を示すことになる。

ここで新米冒険者は勘違いしがちだが、別にお前がヒーラーとして教育を受けてたり経験を積んでたりする必要はない。

もちろんあるに越したことはないが、最低限回復魔法が使えればヒーラーとしての仕事はできる。

 

「私は回復魔法が得意で、この力を使ってパーティーの仲間を支え、冒険に役立ちたいと思っています

 

こんな感じのことを言えれば、とりあえずオッケーだ。

いやいや、別に回復魔法は得意じゃないからそんなことは言えない、と思うかもしれないが、これはあくま形式的な表明だ。

そもそも回復魔法の得意不得意は主観的ものから他人が測ることはできない。

もっと言えば、別に仲間の支えになりたいと思っていなくていいし、冒険に役立ちたいというのが本音である必要もない。

 

重要なのは、この形式的な建前を一貫して保つことだ。

相手だって馬鹿じゃないんだから、お前の言っていることが形式的ものだってのは向こうも分かっている。

だが形式的な建前を保つことで、相手としてもこちらを扱いやすくなる。少なくともヒーラーとして扱って良いのだということが分かる。

 

「ヒーラーとして面接に来たけど別に回復魔法は得意じゃないし、人を支えたいという気持ちも正直あんまり無いです」

 

なんて言われたら、向こうとしても「え、じゃあなんでヒーラー面接来たの?ヒーラーとしてポジション用意していいの?」ってなるのは当たり前だ。

大事なのは、ヒーラーとして所属させて欲しいんですよというメッセージを放つことだ。

面接なんてのは、それ以上でもそれ以下でもない。

 

こういう話を聞いていると、新米冒険者としては自分の強みを活かしたりしなくて良いのかと疑問に思うかもしれない。

はっきり言ってしまえば、自分の強みを考える必要なんてのは全くない。

 

例えば鉱石に関する知識豊富だとしよう。

だがそれを活かす必要はない。

もし「自分の強みは何?」と聞かれても、鉱石知識があると言うのはやめておいた方がいいだろう。

どうしてもそれを言いたければ、その鉱石知識がヒーラーとしてどう役立つのかまで言う必要があると考えた方がいい。

それができないなら、優れたヒーラーの特徴を考え、それに合致する強みを述べる方が無難だ。

 

「その場その場で戦況を判断するのが得意なので、適切なタイミング回復魔法をかけることができます

 

とかな。

 

当たり前だが、嘘はつくなよ。

苦手なことを得意と言ってしまうのは良くない。

しかし、苦手でも得意でもないことを得意と言ってしまうことに関しては特に問題ない。

これから得意になれば良い。

 

要するに、初期魔法がある程度使えるなら、回復魔法が得意で人の支えになり、パーティーの役に立ちたいと考えているヒーラーとして立候補し、アピールポイントとして戦況を読むことが得意だと言い切って面接しても構わないのだ。

 

後は自分がどこかのパーティー所属できるまで面接を繰り返す。

これだけだ。

 

今時パーティーなんて腐るほどある。

一つ二つがダメでも、次に行けばいい。

ダメだったところはそのパーティーが求めていたタイプ冒険者とは合致しなかったってだけで、別にお前の能力が低かったとかそういうわけじゃない。

 

パーティー所属しようとしている中で一番大事なのは、さっさと切り替えて次に行くメンタルと行動力だぜ。

頑張ってくれな。

  • >新米冒険者 プラントハンター?🤔

  • 「このヒーラー、めんどくさい」は面白かった https://www.youtube.com/watch?v=-J5BhqeWN3k

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