2023-05-03

新潟から東京港区(の南側)に移り住んで驚いたこ

自分大学卒業を機に、新潟から港区白金高輪引っ越した。

住み始めておおよそ3年が経った。

港区」と言っても、白金高輪港区の南に位置する、閑静な住宅街だ。家賃も言うほど高くはない。

そのため、いわゆる「港区」のキラキラギラギライメージを醸成する六本木赤坂とは、趣も異なる。

そんな白金高輪に、私は3年ほど前に、新潟から引っ越してきた。

実を言うと、それまでは白金高輪という地名さえ知らず、恥ずかしいことに「しろがねたかわ」と読んでいた。※正しくは「しろかねたかなわ」

そもそも港区であるということに気づいたのも、契約書にサインする直前だったりする。

そんな地方田舎者には、この地の生活に驚きがいくつかあった。

① 高級車をよく見かける。

私はあまり車には詳しくないが、やはり高級車をよく見かける気がする。

大抵、一軒家の車庫には、素人にも少なくともエンブレムから国産車ではないことは分かる、ピカピカの外車が並んでいる。

暖かくなるこの行楽シーズンには、キラキラオープンカーサングラスのイキりMaxフル装備ドライバーも、日常的だ。

少し前の話になるが、高輪ゲートウェイ駅のお披露目の時には、ガルウィングランボルギーニが停まっていた。

見せびらかすために、わざわざ遠くから来た人だったのかもしれないが。

スーパーに高級品がやたらと並んでいる。

クイーンズ伊勢丹リンコス肉のハナマサといったスーパーが近くになる。

当然、いずれもごく普通リーズナブル商品も一応売っている。

しかし、同じぐらい、妙に高い商品も、「え、みなさんこれぐらいのやつは買いますよね?」といった雰囲気、さも当然のように並んでいる。

1,000円のレトルトカレー、3,000円のオリーブオイル帝国ホテルバターピーナッツクリーム外国お菓子豊富調味料などを見ていると、お土産屋に迷い込んだかと錯覚する。

5,000円ぐらいするブランド和牛ステーキ肉も年がら年中置いているが、こんなもの年末年始誕生日ぐらいにしか買わないだろ、という新潟県民の感性は、白金高輪から外れているようだ。

③ 意外と発展の余地があるように見える。

白金高輪は、近くの広尾麻布と比べると、まだ開発され切った街ではないように見える。

高輪ゲートウェイ駅の開業2020年だったため、これからなのだろう。

坂や道うねり一角には、昔から住んでいるのであろう古ぼけた一軒家、謎の古本屋や良く分から葬儀屋などが残されている。

一口に「港区」と言っても、地域ごとの風情にはやはり、いくらかの差があるのかもしれない。

おかげさまで家賃は抑えることができるため、とりあえず「港区に住んでいる」とイキりたい諸氏には、悪くない選択肢だと思う。

しかし、いうまでもなく、そびえたつタワーマンションは、価格べらぼうに高い。

億越えのマンションは当たり前のようにある。そういった世相には疎いのだが、有名人も住んでいるらしい。

私は見上げ、そのふもとの日陰に涼むことしかできない。


他にもいくつかあるが、おおよそこのあたりが、自分にとっては驚きだった。

総じていえば、住みやす土地だ。

それほど生活費がかさむわけでもなく、中心地に対するアクセスの良さと喧騒から距離を兼ね備えている。

しばらくしたら、もう少し広い部屋に住みたい。

もちろんここ、白金高輪で。

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