2022-12-07

ケモノクニの何が評価されているのかがわからない

https://shonenjumpplus.com/episode/316190247014843117

ジャンプ+の新連載で、読者評価結構高いらしいのだが、自分には全く面白いと思える要素がなかった。

評価を見ても「凄いの始まった」「最高」「面白すぎる」「これがインディーズだと!」「水溶が楽しみ」みたいなのばかりでどう面白いのかが伝わってこない。

強いて言うなら「主人公名前ヒルコであることがバッドな展開の伏線だね(ニチャァ」みたいなのぐらい。

は?その程度か? とならざるをえない。

まず設定だが、

ヒトが動物奴隷となっているという設定自体は超ありきたりだ。

たとえばこれがコロコロ漫画なら「奴隷描写児童誌で!?」と驚くことも出来たが、タコピーでさえオッケーな媒体でやられてもインパクトはない。

同じ系統なら人類史で実際に人間人間奴隷にしていた時代を描いた「ヒストリエ」や「カタバミ黄金」の方が読書体験としてのパワーは強力だ。

そもそも獣人」という言葉存在する世界で「ヒト」という呼び方を使っているのが設定の甘さを感じる。

「ヒト」は「人」を意味するのだから、それ単体で最下層の存在指定するのは難しいだろう。

「卑」「ハゲ」「フニャフニャ」といった何らかの蔑みを込めた単語のものか、それプラス「ヒト」を呼んでいないとおかしい。

ストーリー展開も必死に戦って死ぬというただそれだけの話であり、物語の中に深みはない。

とりあえずキャラを殺しまくればインパクトは出るのだろうが、それをやるには最初絶望的過ぎる。

平和世界がいきなり壊れて終わったり、キャラクターの行動について読者に熟考を求めるような強烈な余韻を残したりが必要だろう。

それがない。

ただ悪人反省して死ぬというそれだけの話だ。

薄味過ぎる。

物語の冒頭として「まあ様子見かな」とは思えても、これをして「すげえええええ」とはならんだろ。

キャラクターの造形についても陳腐というか、動物人間化を行う際に「この生物はどうやって生活しているのだろうか」と作者が考察した感じが薄いように思う。

その手の形で人間的な生活スタイルを営むのは難しいと感じてしまキャラクターも多くいる。

種族ごとの身長のばらつきが大きいはずだが、それを反映している街の作りになっていないように思える。

そもそも最下層の生物として「ヒト」が設定されているが、その割には「海獣」という更に下の存在がいるようなので混乱する。

海獣」に近い特徴を持った生物が他の種族から差別されているように見えないのだが、それについてちゃんと作者は設定を練っているのだろうか?

なんというか色々と「本当に大丈夫か?この漫画」と不安になる要素だらけなのだ

その漫画に手放しの称賛が集まっているのが理解できなかった。

誰か教えて欲しい。

この漫画は何がどう「最高に」面白いんだ?

  • 教えられないと面白さがわからない漫画の面白さを教えてもらいたいの? どうせ「いや別にそこは面白いと思わない」って言いたいんでしょ

    • 向上心っていうのがあるんでね。 「俺には合わなかった。つまりクソだ。これを評価してる舌馬鹿が可愛そうだ」で終わらせたくないんだよね。 それだと人生が狭まっていくだけじゃん

      • 元増田です。 これ私じゃないです。 私は単に「何か見落としてたのかな?」ぐらいの気持ちで書いてます。 ここまで調子こいてないです

  • 最下層の生物として「ヒト」が設定されているが、その割には「海獣」という更に下の存在がいるようなので混乱する。 自分も設定甘いし様子見だなあと思った方なんだけどこれに関...

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