2016-11-16

この世界の片隅に」がとてもエロいネタバレ注意。

注意。

ネタバレです。せっかくのパズルの答えを書いちゃう無粋な事です。さらに、それが正解かどうかも怪しいです。





映画観て、原作読んで、一つ思った事がある。

あれ?これってエロくないか?

状況証拠としては、ちょっと不穏なぐらいにエロいぞ。

いきなりの嫁入り。ばあちゃんから性教育

そして初夜。すずさん緊張してるけど、周作から「昔会ったことがある」と言われて少し安心

きちんと事を済ます

いやほんと、ちゃんと出来てしまものなのね。女子コミュニティの中で、予習していたからなのかな。

そしてそれなりの感慨を持って朝を迎えるすずさん…なのだが、その余韻を楽しむ間もなく家事をこなさねばならぬ。

その辺のリアル感がエロい

で、6月防空壕での、いちゃいちゃキスへ。初夜2月だったので、まあその位の時間が経った。

すずさん、かなり慣れた感じ。初夜の頃の「義務を果たさねば」というのと違って、楽しそう。

数を重ねてきたんだな。

ちょっと自信を持ちだしたすずさんの成長がエロい

で、9月に入って、順調に妊娠きた!と思ったら間違い。生理不順。

遊郭リンさんとの対話子供を産むことについて、女同士だから出来る会話。

男子を産む義務」とか「遊女という職業観」とか、男が決めた世界から隔絶した世界

である周作も男である以上入っていけない世界

それなのに、この二人、同じ男と肉体関係があるわけで。エロいことになってる。

そして、そのことに気づいてしまうすずさん。

子供も出来ないということも重なってか、SEXに心が入らない。

いやもうなんか、生々しいことが描かれている。

そして12月例のアレ

幼馴染の水原がくる。

映画で観ると、この幼馴染感による心理攻撃特に痛い。

出す側も、それを受ける周作側も。

すずさんの心の中心と関係を結んでいるのはどっちだ?という攻撃

肉体関係を結んでいるのは夫である周作だけど、それも最近結べているかどうか…。

ただ、この攻撃心、嫉妬心って、本人達意識的にやってるわけでもなく、無意識で出てきてる感じがする。

男らしい強い身体を持つ水原と、運動音痴の周作というコントラストもある。

まあ、当のすずさん自身は、そこにあまり気づいてなさそうというのが、またなんともね。

さあそして、例のシーン。周作がすずさんを水原に貸し出す。

同情、共感嫉妬マウントを取る…いろんな感情無意識下の周作にはあるんだろうけど、

しかしたらマッチョ水原となら、すずさん妊娠できるんじゃないか?自分は雄としてはあまり強くないし。

もしそうなったらすずさんの苦しみも減らせるんじゃないか…などという感情なのか建前なのかなにかとてもぐちゃぐちゃしたもの

一方すずさんは逆に、もし水原とそうなっても子供が出来ないか問題ないと夫が思っているんじゃないかと。物扱いされるのかと。

この辺、3人の思惑や計算がどれほどあったのかわからないけど、結局水原プラトニックのまますずさんの心に刻まれ選択をする。

でも本当にそれで良かったのだろうか。すずさんの中心に存在できたかもよ。

エロいさらにここにリンさんを絡めると、感情はぐちゃぐちゃだ。




と、まあ、このようにとてもエロいんだけど、お気づきになられただろうか?

基本的女性としての日常である。ただ日常であった事だ。

そういう意味で、とてもエロい

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