先日直接自分が頂いたわけではないけれど、うちの支店にきたとあるクレームが印象に残った
要約すると次のような内容だ
「先日A銀行のB支店(僕の所属している支店)に行ったが、電話は3コール以上鳴っていることが多いし、挨拶にも元気がない。A銀行の皆さんは一流の大学を卒業したエリートたちかもしれないが、高卒が大半の私の会社(経営しているという意味なのか所属しているという意味なのかは不明)の人たちのほうがよっぽど社会人として立派だ。やはりエリートだとかそうでないとかは社会では関係ないのだ」
店内に常駐しているのは、大半が高卒含む女子行員で、このお客様のいうところの「エリート」は店内にいないことが多いのだが…それは置いといて、だいたいにおいて同意できる内容だ
だけれど看過できないところが一つだけある
このクレームに限ったことではなく、「A銀行のエリート様」みたいに認識されていると感じることは頻繁にある
僕がこの銀行で働いているのは、長男なので地元に…ということもあるが、それ以上に東京の大企業にことごとく落ちまくって、唯一内定がでたのが地元の地銀だった、というところが大きい
ついでにどこの田舎の地銀もそうだと思うがこのくらいの学歴がボリューム層だ
僕以外の行員だって「できれば都会の大企業がよかったけれど受からなかった」「地元に残るなら公務員がよかったけど落ちたので仕方なく」という人は多い
(少なくとも僕の年代の場合は)うちの銀行に勤めている人たちは大卒の落ちこぼれや地元に残らざるを得ないので…といった人が大半で
「ヒャッハーーーー!A銀行に内定もらえればエリート様として順風満帆の人生が送れるぜー!!」なんて思っている人はほとんどいない
なのに県内ではエリート様扱いされるのだ
確かに「県内で」という条件がつけば、まあ順当にいけば将来的には年収額面1千万近くはなるかもしれないし、地方にしては福利厚生はまともだし、残業代だって分単位ででる優良企業かもしれない
でもそれはあくまで「県内で」という前提がある状態での話であって、日本全体で見ればエリートなんて口が裂けてもいえない むしろ落ちこぼれだ
ご多聞に漏れず当行でも地方創生というのは大きな目標になっているけれど
早慶マーチや関関同立などから都落ちした人ならともかく、出身地の国立大や私立大学を出てそのまま同じ地方の地銀に行った人はエリートだと感じていそう。
MARCHだって世代上位10%ぐらいには入ってるだろ 田舎なら中学んときの成績思い出してみろよ
日本上位10%とかゴミレベルなのがグローバル化時代の辛いところなんだよな・・・
田舎のおっさんの認識なんてそんなもんだろう。 「おら東京さ行ってべこ飼うだ」の時代のまま時が止まっている。 大学なんてものは、外套と学生帽で「○○帝国大学の××です」とか...