2014-01-23

高学歴職場に迷い込んだバカ

公立の中学私立高校私立大学→今の職場 と進んできた自分



中学時代までは学年で1、2を争うバカだった。

ふてくされておおっぴらに言えないような不良生活をした。

平成にもかかわらず尾崎豊の曲に出てくるような毎日を送る。

片親の友達の家のアパートを溜まり場にして遊んで過ごす日々。

とうとう退学処分の一歩手前まで行ったが、先生のお情けで許して貰えた。


少しだけ特技のあった自分は、地元私立高校に推薦で入学した。

無勉で受かったといっていい。そして、大学も同じように推薦で入学

知識ははっきりいって中学生以下のレベルだ。一般動詞とbe動詞すら危うい。

大学入学してすぐ、TOEICを受けたら200点台前半。

「こんな成績見たことないよwww」と教授ネタにされて恥ずかしかったのを覚えている。



親に無理を言って東京私大に入れてもらった事もあり、就活については一生懸命やった。

一応名前の知れている大学に入ることができたため、書類選考ではまず落とされない。

「一般常識」については、こんなバカでも問題集を一冊やるだけでスイスイ通った。

集団面接グループディスカッションも難なく通過することができた。

遊んでいた時代に身につけた、盛り上げ方やハッタリの利かせ方が効いた。



真面目君やいい子ちゃんが多すぎるのだ。

コツさえ掴めば内定は有り余るほど手に入れることができた。

T大や早慶の奴らと一緒に最終選考に残り、自分が選ばれた時は

「ああ、真面目にやらずとも、一流の会社に入ることはできるのだな」

と世の中の不条理さに複雑な気持ちになった。




しかし。会社で働いて三年が経とうとしている今、息が詰まるような感覚に襲われている。

優秀な奴らが周りに多すぎるのだ。休みの日や帰宅後の時間スキルアップに費やしてます、なんて奴ばかり。

飲みに行くと、平気でビジネス書受け売りのような内容のことを喋る同僚。会社から独立したいとかなんとか言っている。

お前ら何のために金を稼いでんだよ。遊びたくはないのか。叫びだしたくなる。

あいつらは俺の遊んでいる話を聞くと(うわっ、)というような目で見てくる。



一方で地元の友人達は中卒にして働き始め、まだ30歳にもなっていないのに二児の子持ちなどザラにいる。

昔は遊んでいたものの、落ち着いて丸くなったような雰囲気の家庭を見ると羨ましくて死にそうになる。



就職してから知り合う人々は、計算高そうな雰囲気を持つ奴らばかりだ。

おそらく自分自身、そういう雰囲気を醸し出しているのだろう。似た物同士がくっつき合う。運命だ。

不良のようだった中学時代のようなバカな人付き合いがしたい。バカな恋愛がしたい。

計画的人生を送るには、自分の知能は低すぎたのだ。

  • その息苦しさに耐えて階層を上がるか、諦めて元の階層に戻るかの選択だよ。 子供作るつもりなら、その階層は子供にも伝搬するからよく考えた方がいいと思う。

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