2013-09-09

10ニートの末就職して世界真実に辿り着き一人爆笑した

5年間ニートをしていた。

大学時代ニートのようなものだったから実質10年くらいニートだった。

父が定年退職し、介護必要となった祖母を自宅に招き、僕は実家から場所をなくした。

初めて家を出て自分の力で働いてお金を稼ぎ、その苦労を知った。

自分の部屋に引きこもっていた頃、僕は自分世界で一番不幸な人間だと信じていた。

それは境遇や生い立ちにおいてもある程度はそうであったけれど、何よりも僕には幸福なことを幸福なこととして感じる回路が欠落しており

今後僕の人生おいて何が起ころうと、それは絶望や苦悩という尺度しか僕には認識できないんだと、本気でそう思っていた。

毎日アニメを見ながら2chに書き込み、漫画を読み耽りながらポテチの塩を指にべったりと付け

たまに思い出したように「若きウェルテルの悩み」や「車輪の下」を本棚から取り出してきては主人公自分を重ねて自分は何と不幸なんだろうと嘆いた。

TVの画面を通して見る同年代の子らがなぜあんなにも楽しそうなのか、自分がそちらの世界に行けなかった不幸を呪った。

2chで時折起こる若者炎上騒ぎを閲覧しながら、本当に罰を受けるべきなのは自分なのだと、そう思いながら騒ぎに便乗した。

日常系と呼ばれるアニメを見ながら、日常意味について考え、キャラクターボケとツッコミに笑った。

面白い事は面白いと感じ、笑える出来事があれば素直に笑ったが、それでも僕は本質的自分が不幸な人間であり

不幸であるから不幸なのだという迷宮から抜け出せない限り、永遠に、おそらく自分死ぬまでそれは続くのだと信じていた。

父が退職し、家を追い出された。

お金がなかった。

就職した。

死ぬかと思った

クソ怒られた。

不幸とかどうでもよかった。

ニートをしていた頃

働いている人間社畜共)はなぜあんなにもつまらない人生に我慢できるのか?

人生意味や、幸福とは何かについて思い悩み、苦悩することはないのか?

不思議でたまらなかった。

正直、低能だと思っていた。

働いて分かった。

そんな時間ない。

つかそんなことどうでもいい。

金だ。

金がいる。

とにかく生きるのにも悩むのにも金がいる。

毎日アホみたいに使っていた電気も、用意されていたご飯も、好きなときに飲んでいた飲み物も全部タダではなかった。

いや、それくらい理解していた。

自分が恵まれた環境にいること、ニートがある種の特権階級であることも理解していた。

しかし誰の援助もなしに働いて、生活して初めて分かった。

働くの辛すぎ。

生きるの辛すぎ。

時間無さ過ぎ。

働かず生きていけるニート、やりたい事で稼いでる奴ら、資産家、エリート共、羨ましすぎ。

初めて笑った。

クソワロタ

  • なるほど、文章というのは、知らず知らずのうちに書いた人の年齢というのがどうしても出てしまうもんなんだな。 その年代の使う言葉を真似てみても、文章には、どうしても書き手の...

  • 金だ。 金がいる。 とにかく生きるのにも悩むのにも金がいる。 毎日アホみたいに使っていた電気も、用意されていたご飯も、好きなときに飲んでいた飲み物も全部タダではなかっ...

  • なーにが真実だw 生活が安定して働く事に慣れてくればまた別のものが見えてくるよ

  • スリランカの坊さんが言っていたんだけど、最低限必要なものは簡単に手に入るらしいよ。 だから、生きるのに必要な金が足りないとか、ものすごく苦労して金を稼いでると感じている...

    • 上座仏教が正にそう言う考えだよね。 だから基本的に仕事は全くせず、托鉢だけで暮らす。 歴史的に多くの人がそうして生きてきたし、現在でもそれで生きている人がいるんだから、...

      • 托鉢される資源って働いて手に入れたものだと思うんだけど(金銭を得るというだけでなく何かを生産するという意味での働くね) そもそも生きるための必要最低限ってどこまでのことを...

    • 上座部仏教では、本当に最低限必要なものしか手に入らない、という生活を想定しているんだと思いますよ。 そして、そういう生活に必要なものは、ほとんど苦労せずに手に入る、と主...

  • id:lost312氏の今日のだいよそー (ぶうぶ 釣りに飽きたから今度は詩にチャレンジ!/俺の予想では伸びても100ブクマ未満

  • id:lost312氏の今日のだいよそー (ぶうぶ 釣りに飽きたから今度は詩にチャレンジ!/俺の予想では伸びても100ブクマ未満

  • ブクマ稼ぎの釣り記事乙

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