2013-03-03

内部リークフォーマットとして、増田は優れている

エネループ問題について、1日まではデザイン云々が、ブランド価値が云々、と

正直「どうでもいい」討論が続いていたが、2日になって、

「そもそも、独禁法上、パナソニックエネループブランドと距離置かなきゃならない」

という指摘が増田経由で行われ、ぐっと面白くなった。

この増田が「中の人である可能性が高いと思うが、増田の身元はわからない。

(何か刑事事件でも起こって、警察id身元照会でもしない限り、増田の身元ははてな事務局にもわからないだろう)

一部のはてブ

「なぜこの投稿者は、自分ブログとかじゃなく、増田なんかで投稿したのか、勿体無い」とか

「こういう投稿が、増田経由で行われるのは残念だ、実名で行われる日本になって欲しい」のようなコメントが散見される。

いくつかの理由で、自分投稿者が投稿先として増田を選んだことを支持する。

1.増田は、個人ブログより「視聴率」が見込める。

  個人ブログというのは、「ちきりんブログ」とか「finalventブログ」とかのアルファブロガーでもない限り、

  そんなにギャラリーが見込めない。

  仮に増田が「中の人」、つまり電機メーカー社員だったとして、個人ブログの「常連ギャラリー」は、

  まあ10人とか20人程度だろう。

  その常連の人相手にエントリ執筆しても、読者は10人~20人でしかない。

  この読者のうち「3人以上」がはてなブックマークを付けてくれれば、「新着ブックマーク」されて

  他のはてなーにも告知されることになるが、ブックマークの習慣がない読者ばかりだったら、その可能性は少なくなる。

  一方、増田は、なんだかんだいっても、相当数のギャラリーを抱えている。(恐らく、百人以上)

  しかも、割と増田ギャラリーは、気になった増田記事を、はてなブックマークする慣習がある。

  つまりエントリの内容が興味惹かれる内容であれば、増田ギャラリーの興味を惹き、

  さらに新着はてブ扱いされることで、はてブギャラリーの目にも入る、という可能性が広がる。

  「個人ブログは、都内のどこにでもある住宅地。他方、増田渋谷ハチ公前」なのである

  ストリートライブ開催するのに、下連雀だか深大寺だか砧だかしらないが、平凡な都内の人通りのない住宅地で開催する

  アホなミュージシャンはいない。

  渋谷なり新宿なり池袋なりのターミナルで開催してギャラリーに聞いてもらう、それがネット界では「増田」なのである

2.増田は「中の人が、肩書きに囚われずに発言する」のに向いている。

  仮にエネループ真相事情増田の言った通りだとして、

  それをパナソニック社員顕名で発言することは、なかなか出来ない。

  「こういう投稿実名で行って欲しい」と発言している人は、

  「勤務先も明記しているフェイスブックで、従業員が社内事情投稿する」のようなイメージを抱いているのだろうか?

  

  日本フェイスブックは「食事の話題、写真の話題、子供の話題ばかりでツマラナイ」という意見もあるが、

  結局、なかなか社会人顕名で社内事情暴露するのは、日本では難しいのである

  匿名で発言するフォーマットとしては「2ちゃんねる」というフォーマットもあるが、

  2ちゃんねるは1つの発言に対して字数制限がある。

  増田エネループ話だと、恐らく10回程度に分けて投稿しなければならず、なかなか見づらい。

  そして、新規にスレッド立てても、増田みたいに注目集めるかどうか、微妙である

  増田ギャラリーって、案外知的リテラシー高い層が集まっているから、

  こういう高度なネタを喜ぶ傾向にある。

  読むごたえある内部情報は、2ちゃんねるよりも増田に書いた方が、ヒットしやすいのでは?

  また、増田は、というか、「はてな」は、Googleページランク親和性いから、

  Google検索で上位に乗りやすい。

  一方、2ちゃんねる場合、下手すればスレッド過去ログ収納されて

  Googleで引っかからなくなる恐れもある。

  更に、増田はてブ、と進んだ場合ツイッター同時投稿されるケースも多いから、

  ツイッター界でも話題になる。

  (実際、今回のエネループの件も、ツイッター界で結構話題になっている)

  Google親和性でも、ツイッター親和性でも、増田2ちゃんねるより優れている。

ということで、もっと「内部リークのフォーマット」として、増田は見直されていいのでは?

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん