2012-11-04

無気力現場に嫌気がさして会社を辞めた話

先日、3年半ほど勤め上げた会社を辞めた。

辞めた理由は外面は家庭の事情による一身上の都合ということになってるけど、本音は職場での意識の低さに辟易したところが大きい。

中堅SIerにわかSEみたいなことをやってたわけだが、とにかく内情がひどかった。

プライドとかプロ意識とか呼ばれている類の者は全く存在しなかった。

ある先輩社員仕事をしながら机にiPhoneを置いて堂々とモバマスをやっていた。

そしてそれを注意する社員もいなかった。

当然のごとく、仕事ほとんど進んでいなかった。後から聞いた話だと納期がかなり緩いプロジェクトだったようだが。

忙しいふりをしてだらだら仕事をするのはよくあることだとは思うけど、ここまで来るともうなんというか開いた口がふさがらないぐらい呆れる。

ある上司の下で仕事していたときに、お客さんに急ぎでメールを送らなければいけないときがあり、資料探して10分で文面書いて上司に送信をお願いした。お客さんとの連絡と調整は全部上司がやっていたからだ。

で、私が文面書いて送ったメールbcc自分のところに届いたのはそれから3時間後。メール送信時間は受信時間と同じだった。

それでいてわざわざよくわからない言い回しに変えて送信する始末。

結局、送って10分後ぐらいにお客さんから電話があって上司共々怒られる羽目に。

またある上司業務改善を提案したときには「それめんどくさいね」「問題が起きたら全責任君がとれるの?」「やるんだったら1から10まで全部君がやってよ」と言われる始末。

それでもなんとか説き伏せ「じゃ資料作って」と言われて資料作ったものの、「やっぱりめんどくさいね。今のままでいいじゃん」と門前払い。

結局その上司とあるプロジェクトExcel方眼紙直すために3徹ぐらいしてた。見ていて若干気の毒だったが。

その作業、マクロ使ってればだいぶ時間削減できたはずなのに。

別チームの社員はというと、お客さんから言われるがままに仕事をしていた。

そこから聞こえてくるのは、お客さんに対する愚痴と、つじつま合わせの言い分けの打ち合わせとため息ばかりだった。

そんな状況になってしまったのは提案に大失敗したから、とかそんな話のようだったが、それでも何も言わないのでは哀れな傀儡のようだ。

会社としてはお客さんから金をもらえるからそれでいいのかもしれないが。

はいえ、仕事出す方も出す方だとは思った。

高い金かけて以前と何ら変わらないシステム作るぐらいなら、その金でそれまでのシステムが動いていたハードをなんとかして調達すればいいんじゃないの、とか思う。

ハード屋さんは大変かもしれないけど。

とにかくこんな職場に嫌気がさし、実家のごたごたも重なったところで衝動的に仕事を辞めた。

前々から違和感は感じてたからあまり衝動的ではないかもしれないけど。手取りも少なかったし。

これからのことはあまり考えてもない。

再就職とか起業も考えたけど、結果的にぬるま湯に浸かりすぎてしまったせいでどこに行ってもダメだろうし、実家戻ってゆっくり考えようか。

実家もわりと大変だし、実家から近いところで非IT系仕事でも探した方がいいのかもしれない。

仕事ってさ、どういう形のものであれ、知恵を出して創意工夫したりするのが普通だと思ってた。

けど、そうじゃないのか?最近からなくなってきた。

仕事意味とか、やりがいって何なんだろうな。

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