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はてなキーワード: 大量生産とは

2024-03-21

anond:20240321104205



☆もし人間手書きだけだったら☆



こんな感じ?

追記:

人間は、労力がかかった成果物と、労力がかかっていない(ように見える)成果物比較したとき、労力がかかった成果物の方を評価する傾向にある」ということを指示する言葉は"Effort heuristic"である

https://en.wikipedia.org/wiki/Effort_heuristic

2024-03-20

anond:20240320175750

高音は敷居が低い

大量生産できるのが高音型

 

対して低音は声帯の長さが全て

開発の余地がない

 

なので、高音で量産型に→歌踊りトーク差別化ってのが十年くらい前のトレンド

anond:20240320142918

水素画期的大量生産方法が出てきてガソリンの百倍安いぐらいにならなきゃ無理だろう

2024-03-16

頂き女子りりちゃん擁護されてる意味が分からない

X(Twitter)見てたら

若い子と遊べると思うおじさんが頭悪いんだから騙されて当然なのにりりちゃんかわいそう」

性犯罪者りりちゃんの方が罪が重いのどうして?日本大丈夫?」とかい意見があふれててびびった

りりちゃんって超悪質な犯罪者だよね普通に…?

男に置き換えたら

キャバ嬢貢ぐために孤独なおばさんから大金を巻き上げる

・そのことをSNSで発信、自分は悪くないしむしろ優しいボランティアをしているかのような言い方をする

・金を巻き上げる方法マニュアル化販売犯罪に手を染める男と被害者のおばさんを大量生産

(例:モテなくて自信がないおばに○○さんしか頼れないって言うとお金がひっぱりやすいよ!)

って感じだよね…?なんでこれで同情されてるの…?

男だったら「苦しむ女性を増やし続けた人間ゴミ死刑でいい」とか言われてるはずだよね?

キモいおじさんは死んでいいとか性犯罪者全員死刑でいいとか言うのになんでりりちゃんにそんなに甘いの…?

悪い事ことするやつは性別わず全員裁かれるべき、でいいじゃん

いや意味がわからない 生い立ちとかよくないのはまあわかるけど普通ここまでぶっ壊れないじゃん

女が女に甘いのか それともりりちゃんは本当に魔性の女かつカリスマ性があるのか…

若い女に金を出すようなおじさんが救えないくらキモいことには同意するけど、だからって騙されて金を巻き上げられていいわけないし

その手口を同じ若い女に広めていいわけないじゃん 真っ当に働ける人を犯罪者にしてどうすんの

方面の敵じゃん わりと本気で意味が分からない

2024-03-14

スゴイいいこと思い付いたんだけど

納豆に付いてるタレあれちょっとしかない少量だから大量生産してビンに詰めて売ったら大もうけできるんじゃね?

あのタレ美味しいのに

単体で売って無くない?

これってもしかして商機じゃね?

納豆のタレのビン入りのやつ!作って売ったら爆売れすると思う

めちゃ人気出ると思う!

絶対買うし!

2024-03-06

生成AI時代に絵の素材が欲しいならAI術師の絵柄を学習しよう

例えば、ゲーム美少女キャラ絵が欲しいとする

そして生成AIなら依頼料を無視できる、となると、クオリティを高める、雰囲気を維持するには

決まった絵柄のlora......loConでもloHaでも可、本文では暫定的にloraとする......があると良い

が、ここで誰もが知るプロを持ってくるのは危険

プロだと絵柄などがブランド化され先日AI絵敗訴した中国判例を持って来られると負けかねない

経歴が長いなら、かなり強火なファンもいるので後々が面倒な地雷を抱えることにもなる

だがしかしプロ級でなければクオリティ担保はできない

そこでAI術師である

5~10フォロワーあたりのAI術師のloraを作ろう

パッと思いつくだけで利点が3つある

1つ

基本AI利用者は手描きに不可能AIの利点である品質イラストの即時量産、および投稿をしている

これが何を意味するか?

loraの材料がとても多く揃うのだ

10万級となると違和感となる部分もそうそう無くてありがたい

これでたった1年目の新人でもloraの射程範囲に入る、人間なら材料が足りなかったであろう

かなり厳選してもたった1~3ヶ月の分量で50枚、十二分足りた

そして今もまさに良質な餌を大量生産し続けてくれる

1つ

10万級のAI術師は可能な限り絵柄を揃えている

これだと手描きプロリスクと変わらない可能性も出てくるが、AI生成物にどこまで著作権適用されるかは世界的にも不透明である

そして、彼らならばAIを使っている分、下手に動くと藪蛇になるため動き辛いだろう

たまたま使っているモデルが似通っただけです、生成方法を明かす義務特にないです、魔女狩りですか?」

こう言われてかわされる懸念もあるためだ

また、無断学習禁止などプロフィールにはとてもだが書けない

NightshadeもAI術師であるがゆえに掛けていない

ノーガードだ、これも利点かもしれない

1つ

大変ありがたい事に、AI術師の多くが白い背景で出している

loraに本当に関係あるのか?どうなんだ?と議論されているみたいだが筆者は白背景の成功率が高いように思う

オカルトかな?

あとの己が出した生成イラストの細かい修正だが、自分でやれないやるのが面倒ならば

フリーランス依頼サイトで加筆修正できる人間安値で雇うといい、当人を雇うより安いであろう

しか自分でやれれば無料

これこそ生成AI醍醐味である

これで簡単かつ安全プロ級で雰囲気統一された美少女キャラゲームに登場させることができる

もう何も手描きだけが"美味い"世界では無いのである

良質な餌はあたたかみが無くても良い

近頃のランドセル事情について現役子育て世帯視点でまとめる

[B! 教育] ワークマン初のランドセルは税込8800円、「低価格・高機能・軽い」バランス重視の開発の裏側
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.fashionsnap.com/article/2024-03-05/workman-school-bag/

なんだかブコメが粗ぶっていたので、今まさに小学3年生の現役子育て世帯として、現代ランドセル事情(東京都下)についてまとめる。
高齢者は今時の常識アップデートしてほしいし、これから出産・就学する親御さんたちの参考になれば幸い。

ここからの話は東京都下の公立小学校での話なので、私立都心部のリッパな学校地方の話はまた違うんだろうと思うけどね。

まずランドセルの色と形の話

まぁ、あちこち言及されているように、ランドセルと言えば本革の黒と赤、男子は黒で女子は赤、というのは全く持って時代遅れ
もちろん黒・赤の保守層一定割合いるが、もう半数前後かそれ以上がこの二色以外のパステルカラーアースカラーブラウンなどカラフルランドセルを使っているのがふつう。黒・赤でもアクセントカラーが入っていたりおしゃれ要素がある。

うちの子もなかなかに目立つ色のランドセル自分でチョイスしたので、入学前は多少気をもんだが、無印のランドセルの話でも出ていたように、「同じ色の子」「あの子は~色のランドセル」などとそれぞれの種類や色が個性識別きっかけとして受け取られる時代であるらしい。目立つ色で孤立していじめられるとかそういうことは滅多に無さそう。嘘だと思うなら近所の小学生の通学風景をよく見てみるといいんじゃないかな。
それと、女子ピンク・パープル・スカイブルー男子モスグリーンマリンブルーなどはそれぞれプリキュア仮面ライダー等の影響を感じるのは別の意味日本の子育てならでは。

そんなのこじゃれた東京学校から、と思うないなら、ランドセル大手ホームページを見てみるといい。

例えばシーズンになるとTV-CMもよくみかける「天使のはね」のセイバン
https://store.seiban.co.jp/shop/pages/instagram_user.aspx

それぞれ男の子女の子商品ラインナップを見れば真っ黒・真っ赤なモデルはかなり少数派、色以外の要素もめちゃくちゃ多様なのがなのがわかると思う。ふつう古典的ランドセル型の製品だけでもこうで、さらに今回話題になったランリュック的なモデルを使ってる子もいる。そういう時代なんだよね。

次に、ランドセルを買う話

よくあるのは「祖父母にリッパなランドセルプレゼントしてもらう」って奴。
あれはほぼ子供のためよりも祖父母に対する家族サービス
孫と一緒に買いに行って「これはおばあちゃんに買ってもらう」というシチュエーション祖父母に楽しんでもらうイベントなわけ。

まぁ経済面で助かる、というのもあるが、安い製品は2万円台で買えて十分に丈夫で見た目も良いデフレ時代そもそも高くて高級なランドセルを買う必要性って今ほとんどなくて、金銭面での理由付けは順位が低くなっている。

さらに、本革でオシャレなランドセルを背負わせたいという親の気持ちもわかるし、そこで親同士の見栄の張り合いとか、量産品をけなしたりする親もいるんだろうけど、それは完全に親のエゴ子供にはあまり関係ない。まぁ、都心の立派な学校お受験するような世界ではなんか違うのかも知れんけど、自分的にはそういう世界ちょっと嫌だなと思う。

それから子供ランドセル専門店に連れていくと、5歳児のセンスなので、当然派手なカスタムモデルや、くるくるの革細工で装飾されたモデルなんかに食いついたりする。そしてそれらは当然いいお値段になる。だから、実際に連れていくのは結構順番を慎重に考えた方がいい。「今日は色を選ぼう」とか「「ここでは買わないと思うけど見てみよう」などの予防線を張ってみるのもよいかもしれない。カタログも同様。本気で親の本命モデルがあるなら、偵察は親だけで行き、子には敢えていろいろ見せずにまっすぐ行った方がいいかもしれない。

あとは購入時期、一時期「ラン活」などと言われ、入学前年の夏ころには売り切れる、などと話題になっていたのは上記のような贈答用や見栄用の高級品の話。
それこそ一品物に近いような手造り製品からヨーカドーニトリで買える大量生産工業製品までピンからキリまで選択肢があるのが今の日本の豊かさと言えると思う。
量産品なら入学直前の3月に駆け込んでもまー多少選択肢は限られるけど買えないなんてことはない。

ランドセル検索すると、先ほどのような大手メーカーから専業メーカー、皮工房など様々な製品が並ぶ。実際、幾つもショップを巡ったり子供を連れて行ったりしたが、本当に様々だし、質感や使いやすさなど今のランドセルはよくできている。

けどさ、使うのは小学一年生なわけ。ボッコボコにぶつけるし、床や地面に放り投げる、あまつさえランドセル座布団替わりに使ったり、踏んづけたり、ソリ替わりにして斜面を下ったりしかねないわけ。
で、「だから、6年間使える丈夫な本革」というのは多分かなり時代遅れな発想で、そもそも今の量産品のランドセルは合皮でめっちゃ軽い。というかそれ以前にランドセルデカい。

ランドセルの使い方の話

なぜランドセルデカくなったか、というと

1. 教材が増えた

2. プリント教科書がB5→A4に変わりつつある

3. 学校に教材を置きっぱなしにできない(全くではないが)

4. タブレットChromebookなどを持ち歩く

等の要素が大きい。

そして、ランドセル以外に手持ちで運ぶ習字セットや絵画セットも立派でデカい。

とにかく、今の小学生の荷物の量は自分ら親の世代から見ると異常なレベルで、自分の頃の倍ぐらいの荷物持って歩いてるんじゃないかな?
正直、親から見ると子供がかわいそうだし理不尽さを感じるレベル。ただ、この辺りは学区や校風等さまざまな要素で変わるとは思う。

そういう状況でランドセルに求められるのは「収納力」と「軽さ」なんだよね。そこで「本革は時代遅れ」という話に繋がっていくわけ。大きいほど重くなる本革は今のランドセル要求仕様に向いていない。

もう一つ、ランドセルの使い方でポイントになるのはランドセルカバーの使われ方。
学校自治体・学区によって変わるだろうけど、低学年はランドセル黄色安全カバーを付けさせられる学校が少なからずある。
そしてその延長線上で、黄色カバーがなくなると、様々なデザインのオシャレカバーを付けるという話が出てくるんだよね。
ランドセル自体カラフルから、おしゃれ要素としてカバーを付けていても全然違和感が無いので、当然女子の間では「~ちゃんが~なカバー付けてる」みたいな話がでてきて、友達と仲間外れも気の毒だから親も買わされるわけ。そんなところもランドセル多様性に繋がる。逆に、ランドセルと言うフォームファクターが決まっているからできる要素ではあるかもね。

ランドセル寿命

ランドセルは本当に乱暴に使われる、乱暴に使わせないのが躾だというかもしれないが、まぁ、そういう家は頑張ってお受験してよい学校に行けばいいのではないか?
上で述べたように、今のランドセルは軽くて丈夫だしデカい。なので、6年間はまぁ使われても問題ない強度だと思うのだけど、一方で安い製品は本当にお手軽価格で買える。

なんで、そもそも6年間1つのランドセルを使い続ける、という事自体発想が古いのではないかと思うんだよね。
ここまで説明したように、皆で同じもの最後まで使う、という均一なコミュニティ時代ではなくなっているのだからボロボロになれば、高学年になれば新しく買い替える、ランドセルを止める、というのができる時代になっていると思う。
そもそも小学6年生まで大きくなればほぼ中一なわけで、その背丈でランドセルおかしくね? って子も出てくる。

ランドセル専門店カタログを眺めていると、6年間大事に使ったランドセル海外寄付しようとか、リフォームして思い出のアクセサリーに、なんて話も色々載っていて、それはそれで楽しいね、とは思うけど、例えば中一になった男子がそんなこと考えると思う? たぶん、それはそれで親の楽しみなんじゃないかな、と思うんだ。

から、これからランドセルを買わなきゃという親御さんも、そんなに気張ったり焦ったりする必要はないんじゃないかなと思う。
やりたい風にすればいい、色々なやり方がある、今の日本多様性選択肢があることを喜ぶべきなんじゃないかな?
ランドセルを作る側にしたって、色々なアプローチを試してみればいいと思う。売ってみて売れなければ撤退すればいいじゃない? 安いランリュックいじめられたら買いなおせばいいじゃない? 外野がとやかく言うような話じゃないと思うよ。

2024-03-02

簡単自分ポストカード大量生産できる時代

いや、前から知識としては知っていたけれども

 

仕事で出してるDMハガキの裏面、ずっと社内のインクジェットプリンター印刷してた

月に50枚ぐらい

お客様ごとに違うのは表面だけで、裏面は全部一緒

これ、業者に投げればいいじゃんって今気づいた

1000枚で4000円ぐらいだってさ ハハッワロス

 

しかももっと見ていったら、当然宛先の印刷と発送もやってくれるってあったけど

宛先の企業リストまで販売してくれるらしい

「この業界営業DM送りたいなら企業リスト用意してあげますハイドーン!」

ってウン千件の企業に発送してくれるんだって

いやー、すごいですね

2024-03-01

2.0四足歩行がしたい

四足歩行サル二足歩行をすることによって、サルはヒトへと進化した。

歩行に使っていた前足は腕となり、物を作ったり運んだりするのに使われるようになったことが進化の要因なのは言うまでもないだろう。

しかしながら、代償としてヒトは歩行(走行)速度を失うことになってしまった。

最速の霊長類はパタスモンキーで、時速55kmで走ることができるのだ。

巨体で鈍重なイメージのあるマウンテンゴリラでも時速50kmあるのだ。

一方でヒトはそれに比べると遅く、ウサイン・ボルトでも瞬間最高時速は44.17kmでしかないのだ。

ヒトが走行する際に両腕は単にバランスを取るだけに動かしているのと比べて、他の霊長類は前足で地面を蹴って移動しているから当然と言えよう。

ヒトがすでに四足走行を試みていることは知っている。

以下の動画は四足走行世界大会の様子であり、ギネス記録にも認定されたとのことである

「四足最速の人類」が記録更新

https://www.youtube.com/watch?v=epxVWHgtwlo

ヒトの新たな可能性への挑戦に敬意を表するが、私が望む四足走行とは少し違う。

動画方法では、骨・関節・筋肉負担が大きく、速度も二足走行に比べたら遅く、頭を下げているので視認性も悪いと、デメリットが多いからだ。

私が望むのは、二足歩行と同様に背筋を伸ばし、両腕を何らかの手段で延長して地面を蹴って(押して?)移動することである

杖(トレッキングポール)を両手に持って登山経験した人ならわかるが、杖を地面に押し付けると両足の負担を軽減できる。

これは上り下り坂道に限ったことではなく、平坦な道でも杖の恩恵はあるのだ。

杖で両足の負担を軽減させながら歩けることはもちろんだが、両足の負担をそのままにして杖で速く歩くことも可能だ。

一歩地面を蹴り出した直後に杖で地面を押し突けることで、歩幅が大きくなって速く歩けるのだ。

しかしながら、それだけでは四足歩行と表するにはまだ程遠い。

杖を使ったとて、両腕の役割あくまでも両足の補助でしかいからだ。

最近は、パワードスーツという物が普及しているそうだ。

アシストスーツや強化外骨格とも呼ばれていて、人間が着用することで筋力を増強するようにアクチュエーターが作動して、重量物運搬など人間動作を強化することができるのだ。

介護運送現場ではすでに現役で使用されているそうだ。

このパワードスーツと杖を組み合わせることで、四足歩行が実現できるのではないか

既存の杖やトレッキングポールを杖1.0として、四足歩行可能となるような腕が延長されたパワードスーツを杖2.0と呼ぶことにする。

2.0は、両足が無くとも歩行や走行可能である

この杖2.0を利用しながら両足でも通常通り歩けば、歩行速度は2倍の時速8kmとなるのだ。

走行速度ももちろん2倍になり、50mを8秒台で走れる人ならばウサイン・ボルト超えの速度になるのだ。

ウサイン・ボルトが杖2.0を使えば瞬間最高時速は88kmになるだろう。

いや、さらに上も目指せるだろう。

人間走行時に背筋(せすじ)をまっすぐに伸ばすだけで、腹筋も背筋(はいきん)も推進に全く使っていないのだ。

陸上動物で最速なのはチーター(時速120km)であり他にも猫科の動物は速く走れるが、猫科の動物がなぜ速く走れるのかと言うと腹筋や背筋を大きく伸び縮みさせることで推進力としているからだ。

2.0でも腹筋や背筋を走行時の推進力とするようにして、さらにその筋力をアクチュエーターで強化すれば時速100km越えも可能になるだろう。

高速道路を車やバイクと一緒に、杖2.0を装着した人間が走っているのだ。

烈海王(バキシリーズ)のように水上を走ることだって可能になるはずだ。

それにしても、アクチュエーターによる筋力増強もなくさらに人を一人背負って水上を走る烈海王は、漫画とはいえすごいものだ。

閑話休題

走行速度の速さを追求することはさておいて、この杖2.0が登場したら自転車以上に便利な移動手段になることは想像に難くないだろう。

あくまでも杖だから電車バスの中にも持ち込むことができるし、店の中でもオフィスの中でも利用できるのだ。

老人や身体障害者にとっても良いものだ。

現在歩行機能が衰えた人は杖1.0か電動カートを使うかの二択だが、そこに新たに杖2.0という選択肢も出てくるのだ。

技術力が向上し大量生産をするようになったら、杖2.0電動カートより廉価に提供されることだろう。

そうなれば自転車時代遅れ産物だ。

セグウェイキックボードローラースケートオワコンだ。

2.0時代最先端を担うナウいアイテムとなるのだ。

現在、杖1.0は老人や身体障害者やケガ人が使用する物というイメージが強い。

登山をする人で杖やトレッキングポールを持っている人でも、日常の歩行では使うことはないからだ。

しかし杖2.0が登場することで、杖はカッコいいアイテムへと変化するのだ。

2.0が登場するにあたって社会軋轢が生じることも想像に難くない。

「杖2.0を装着している人は歩くのが速くてぶつかると危ない。よって規制すべきだ」

「杖2.0公道使用免許を要すべきだ」

といった具合にだ。

しかしながら杖2.0若い人だけでなく、老人たちにとっても役に立つ道具なのだ

2.0使用免許を課そうとしても、老人たちが政治団体を通じて反発するだろう。

老人たちに免許を取れと言うのも酷な話だからだ。

未来世界でも老人は多数派を占めているので老人票は強いのだ。

2.0に対する世論を受けた国会審議の結果どうなるのだろうか。

おそらくだが、杖2.0に関しては何の規制もなく、代わりに自転車運転免許制になることだろう。

「杖2.0あくまでも歩行や走行を補助する物であり、歩行や走行の結果他者危害を加えたとしてもそれはその人の責任であり、免許規制をするのに適していない」

アクチュエーターによる増力は制限があり、速さにもある程度の上限があるので、速度上限の無い自転車よりは安全だ」

「それよりも自転車免許制にすべきではないかヘルメットの装着が義務化されてから何十年も経つのにいまだに着用しない人は大勢いるし、危険運転散見されるからだ」

といった具合にだ。

電動キックボード国会審議の結果、電動キックボードヘルメット着用は義務とならずに代わりになぜか自転車やり玉に上げられて、自転車運転時のヘルメット着用が義務化されたことを思い出してほしい。

2.0の登場にあたっても、同様に自転車やり玉に上げられることは想像に難くないはずだ。

こうした杖2.0が登場する未来を近づけるためにはどうすればいいのだろうか。

2.0現在のところ存在しない以上、杖1.0を使って街を歩き杖の優位性を世に知らしめることだろう。

しかし、約30歳かつ健常者の私が両手にトレッキングポールを持って大股で歩くというのも変質者じみている。

歩行速度のわずかな向上と引き換えに、行き交う人の信頼を大きく損なうことになってしまう。

変質者となるだけならいいが、人込みの多い駅やショッピングモールだと杖1.0は邪魔になりそうで、周囲の人にも迷惑をかけることになるからダメだ。。

それに両手で杖を持つと荷物が持てなくなるのもよくない。

2.0なら必要に応じて腕を縮めたり折りたたんだりするから邪魔にならないし、荷物を引っかけるフックがあって便利となるはずなのだが。(願望)

杖1.0が使えるのは公園くらいだろうか。

しかしながら、公園で杖1.0を使っても歩行のリハビリしか見えない。

セグウェイキックボードと違って全然カッコ良くない。

杖1.0を利用することはさておいて、ひとまずはこの文章を公開して杖2.0理念を広げることとしよう。

ああ、杖2.0よ。

そもそも2.0という呼称がダサイなぁ。

こんなダサイ名前なら流行るわけないよな。

四足歩行の夢はまだ遠いなあ。

いっそのこと杖を持たずに、上記動画の様に手袋を付けて街を四足歩行してみようか。

いや、それこそ変質者だ。

2024-02-14

セミ品種改良して昆虫食向けに出来ないか

殆ど動かず樹液を吸うだけで成長するセミって飼育やすい部類ではある

そして品種によっては2年で大きくなる品種存在する

だったら品種改良と樹液の代わりの溶液の改良で数十日程度で大きい幼虫になるセミも作れるんじゃないだろうか

大量生産出来ないかな…

2024-02-13

ふりかけ論争

学校ふりかけ容認云々でネットが盛り上がってる。

ひろゆき氏は無作法からイカン派らしい、調理されたものは出されたまま食えと。

彼の住むフランスレストランでは卓上に塩コショウが必ず置いてあるが、彼はあれをなんだと思っているのだろうか。

年齢、性別、体調、職業出身地、好む塩分濃度が人によって違うのは当たり前。

コーヒーブラックで飲む人もいれば砂糖ミルクを入れる人も居る、同じ人でも日によって違っったりするが、ありゃ味変ではないのか?

提供する側がベスト砂糖ミルクの量で給仕し、出されたほうが黙って飲むべきなのか。

百歩譲って「日本の話」と区切るとして、日本独特の文化を守り続ける意味あるのか

彼いつもそーゆーのに突っかかってない?

 

とか考えてて、現実問題として我が家はこのローカル文化摩擦が今後厄介案件になるので思考方針を整理しておくためのメモ

 

俺の妻は外国人でありあちらは戦勝国こちらは敗戦国の三等国民なので基本的には妻のカルチャーに従っている、しか子育てしているのは日本で、あちらの文化に慣れてしまうと息子が小学校にあがってから文化的摩擦が生じたりそこから自己肯定感の低下にも繋がりかねないと心配している。

日本人にバカにされたら「黙れ敗戦国の劣等国民め、ここ半世紀で経済成長率が我が国よりも上だったのはたったの5回しかないのだぞバーカ」とでも返してやれと教えてはいるが。まぁそれはいい。

 

例えば醤油などの調味料

日本では必要な分量を小皿差して使う、残さないように注意する

こーゆーマナー世界中日本くらいしか無い

妻はドバドバ使い余ったらバシバシ捨てる

結婚当初はやんわりと注意していたが戦勝国様は意にも介さないので諦めた。

 

どちらが正しいのか俺自信明確にジャッジできないのだ

だが、正しさの前に最低限のマナーを身に付けなければその所作人物評価されてしま

 

これが厄介なのだ

文化マナー論理的な正しさでは無く情緒なのだ

 

論理的な正しさで言えば醤油が貴重品だった時代はとうに終わり、大量生産、合成醤油時代チビチビ使う合理性は無い、ちょっと多めに注いだところでたかが数円、数十円。

しか精神生活全般、あらゆる行動選択につながる

なんでも使い捨て、大量消費、それこそ資本家の思うつ

真に自分必要もの優先順位をつけて消費して行動する

ものを大切に、人を大切に

そういう精神根本醤油チビチビではないのか

 

ところがである彼女の国の方が遥かに人やモノを大切に扱ってる。

日本ではすぐに捨てられるようなものが大切に使われている

人生のもの有意義に生きている、議論余地が無いほどに大差で日本が負けている

人口あたり自殺率日本の10分の1も無い

食事マナー自殺となんの関係が?

社会ルール、抑圧、正しさへの隷属、そーゆー息苦しさが自殺率の多さだと思うのね

 

そういえば思い出した、妻と電車に乗っていて目の前で人が倒れたことが二度ある。

妻は助けるのが当然なのだが、俺は二次的なトラブルに巻き込まれることを想像して躊躇する、そして周りの日本人も全員同じ。

優しい日本人、ふーん

まぁいい

 

楽しく食事するときに細かいマナーなど気にせずに日本では無作法だろうが楽しくお話して醤油の配分なんぞ歯牙にもかけない、ええじゃないの

 

とは思うが、息子が小学校で無作法バカにされた時に冷静に論理的反論できるか?

できねぇわなぁ

とりあえずは日本バカルールに従うしか無い

 

ちなみに息子は超絶猫舌、アチアチを好むのは日本韓国くらいしか無い

妻は子供食事を十分に冷ましてから与えるため熱いものが食えなくなってしまっている

こーゆーのもどうしたもの

無数にあるんです

困ったなぁ

 

結論先送りで

2024-02-11

anond:20240210204517

30年前は後進国低知能土人扱いされてたインド人の中から有能高知能が大量生産されてきたのに

努力資本投入の結果の底辺私大でそんなに堂々としてられるのスゴイね

2024-02-09

anond:20240209145533

ai大量生産させて気に入ったやつ手直ししたらええやん

なにも正面から張り合う必要はないんやで。車があるからって陸上選手馬鹿にされることもないでな

2024-02-03

anond:20240126112819

戦時中物資不足で鶏肉が手に入らなくなった時に、当時、軍用の革製品のために大量飼育された豚の肉で代用したのが始まり

当時は革を大量生産してて豚肉が余ってたので安かった、工場労働者にもスタミナがつくんで重宝された。

豚串と呼ばないのは豚串が豚肉を食べるというモチベーションで生まれ料理なのに対して、室蘭やきとりは鶏の代用豚肉を食べてたという歴史があるから

2024-02-01

まどかマギカ

無印面白かったけど、映画版ほむらクレイジーサイコレズ化してドン引きした。そしてソシャゲになったら、クレイジーサイコレズ大量生産してて「これがお前の選択か!虚淵玄!」ってなった。

 

そんな在りし日の思い出。

2024-01-31

短期制作大量生産コミュニケーション不足

セクシー田中さん』見てなかったし、原作も未読。でもあの一件以降、原作者やクリエーターたちが同じような経験をしてるという話をポストしているのを見て対岸の火事ではないと感じた。みんな同じことを経験してるんだ。

私も制作する立場にいる(偉い人じゃないです)。どちらかというと原作側。

とにかく短期制作大量生産コミュニケーション不足。複数現場経験したけどどこも同じ。

基本的原作側と制作側、そこの末端の制作者、顔を突き合わせる機会は少ないと思う。

とにかく時間がないし、脚本はわからないけど単価も労力に追いついてないと思う。

その中で私たちはどうにか軌道修正しなきゃいけなくて、それが本当に辛い、めっちゃストレス

みんなひとりひとり、人格のある人間なので我が出てきてしまうけど、複数人でひとつのものを作る時は作品を一番に考えて、原作者がいる場合原作が目指すところを一番に考えてやらなきゃいけない。我を出してくる人を止めなきゃいけない。

プロデューサーにはその手腕が必要だけど、制作時間の短さに対するそれに見合わない物量のせいで『妥協』が発生する。

本当は作ってる側は完璧にやりたいけど、直す時間がない。結果妥協するしかなくなる。理想から程遠いものを作られた時、それを直すのに同じくらいの時間がかかるので。

消費者が思ってるよりも一つの作品を作るのには時間と労力(そして資金)が必要なんだよね。日本だけじゃないかもしれないけど、それをあまりにもケチってる現場が多いように思う。本当に余裕がない。

昔、知り合いのドラマ制作に関わっていた人は過労死してしまった。

だいぶ前の話だけどそのときからまり現場改善されてないのではないか

何を望んでいるかというと、もっと余裕をもって妥協せずに制作できる業態になってほしいということ。

労働者の身を削らないとクオリティの高いもの理想とするものが作れないのなら、いったん全てを見直さなきゃいけないと思う。

それができているところもあれば、できていないところもあるし、現状ではそれが主流ではないと感じている。

anond:20240131102344

東京都日本で5本の指に入る貧乏中間層大量生産する貧乏再生産の町やから

で、富裕層はだいたい土地持ちで貧乏中間層があくせく働いて年貢を納めてくれるから頑張って働く必要がない

限界中間層の子供とハナホジ貴族末裔しかいない街にノーベル賞は無理

2024-01-22

バーウイスキーを飲もう その2

https://anond.hatelabo.jp/20240122183330 の続き

ピートについて

ウイスキー製造に使う大麦麦芽は成長を止めるためと貯蔵のために乾燥させられている。この乾燥に用いられる燃料のうち伝統的な燃料がピート(泥炭)である。このピートを燃料とするとピート香り麦芽に移りこの麦芽を使ったウイスキーにはピーティと言われる香味(燻製のようなスモーキーさとヨードチンキや正露丸のような薬品香)がもたらされる。その香りピートを燃焼させたときの燻煙に含まれフェノール化合物によるものであるが、その麦芽に含まれフェノール化合物割合フェノール値と言いppm単位として示される。このピートスコットランドに広く存在するがアイラ島ピートには海藻由来の成分が多く含まれ特に薬品香を強くもたらすと言われる。このピート乾燥させた大麦麦芽を使った原酒は程度の差こそあれアイラのみならず多くのスコッチウイスキーに使わている。また日本ウイスキーにも広く使われている。

ウイスキーがどれくらいピーティかは実際にはフェノール値だけでなく蒸留のどのタイミング蒸留液をどう使うかや熟成に使う樽によっても変わるのであるが便宜的にフェノール値を用いてほぼ0の場合をノンピーテッドそれから順に(人によって違うが)10ppmぐらいまでをライトリーピーテッド、25ppmぐらいまでをミディアムピーテッド、50ppm台までをヘヴィリーピーテッド、その上をスーパーヘヴィリーピーテッドとしてウイスキー区分することがある。ただ特にフェノール値が非常に高いような場合、例えば150ppmウイスキーを飲んでも50ppmの3倍スモーキーだと感じるようなことは(増田経験上は)ない(多分それを目指して作っていないと思う)。フェノール値はあくまで目安である

 

ノン・チルフィルター

ウイスキーには様々な成分が溶けているがその中には冷却すると目に見える澱や白濁の原因となるものがある。この原因となる成分を除去するためにウイスキーを冷却して濾過するのだがこの成分にウイスキー香りや味わいの成分が含まれるとして香味が薄くなるのを避けるためにこの冷却濾過をしないウイスキーがある。このような冷却濾過しない製法もしくは冷却濾過していないウイスキーのものをノン・チルフィルタードと言い、一般にラベルにNon-Chillfilteredと書かれている。冷却濾過は大量生産するウイスキーの味の均一化という側面があるとも言われる。

 

主な蒸溜所のごく一部

スコッチウイスキー蒸溜所地域別(ハイランド、スペイサイド、ローランドキャンベルタウン、アイランズ、アイラ)に分類されることが多い。ここではスペイサイドとアイラ蒸溜所の一部を紹介する。ここに挙げた蒸溜所はすべてモルトウイスキー蒸溜所である

 

オフィシャルボトルボトラー

ジャパニーズウイスキー

日本ウイスキースコッチウイスキーから大きな影響を受けている。そのため法律に基づく部分を除き日本では用語等はジャパニーズウイスキースコッチウイスキーで同じ意味で使っていると言えるのであらためて説明しない。日本ウイスキーについてオーセンティックバーで見ることが多い銘柄のうちいくつかを紹介する。

 

代表的銘柄のごく一部

 

ジャパニーズウイスキー定義

もともと日本ウイスキー定義酒税法で定められたものだけで非常に緩く輸入した原酒を日本で瓶詰めしただけのウイスキージャパニーズウイスキーと称されて販売されたり、酒税法上の焼酎海外ジャパニーズウイスキーとして販売されたりしていた( https://toyokeizai.net/articles/-/216248 )。その問題への対処として業界団体である日本洋酒酒造組合が「ウイスキーにおけるジャパニーズウイスキーの表示に関する基準」でジャパニーズウイスキー定義した( https://www.yoshu.or.jp/files/libs/550/202303291553482719.pdf )。この基準施行前に販売していたウイスキーについては経過措置により従前の表示が認められているが2024年3月31日で経過措置の期限となるためもしかすると一波乱あるかもしれない。

 

その3へ続く https://anond.hatelabo.jp/20240122184434

 

バーウイスキーを飲もう その1

要約 バーで色々なウイスキーを飲むと楽しいバーウイスキーを飲んでみよう。

 

オーセンティックバーに行こう」 https://anond.hatelabo.jp/20240110155226 を書いた増田だが今度はウイスキーのことを書く。

オーセンティックバーでバックバーに並ぶ酒のボトルを種類毎に数えたとしたらほとんどの店でウイスキーもっとも多いと思う。どんなウイスキーがあるかは店によって違いがありウイスキーの品揃えはバー個性の一部となっている。

ところでバーではウイスキー1杯(シングルショットとかシングルと言う)は日本では一般的に(ストレートで)30mlである。その1杯のバーでの提供価格を700mlのボトル市販価格と単純比較するとかなり高く感じるかもしれない。それにもかかわらずバーウイスキーを飲むことの最大の利点と楽しさはバー豊富ウイスキーの品揃えの中から色々なウイスキーを飲めることにあると増田は思う。前回のカクテルと同様にバーテンダーと相談してどのウイスキーを飲むか決めるのが一番であるウイスキーにはどんなものがあるか、どんな違いがあるかを理解するために役に立ちそうだと増田が思うことを書きたいと思う。

と思って書き始めたら3つに分割する必要があるほど長くなってしまった。この「その1」のスコッチウイスキーの「「シングル」という言葉と「ブレンデッド」という言葉」の項目の後は「その3 」https://anond.hatelabo.jp/20240122184434 まで飛ばしても十分である。あとはバーテンダーに聞こう。(もっとも何も知らず何も聞かなくても飲んで美味ければそれで十分ではある)

 

 

ウイスキー生産国ごとの分類

サントリー等のサイトではスコットランドアイルランドアメリカカナダ日本の5ヶ国で作られるウイスキースコッチウイスキーアイリッシュウイスキーアメリカウイスキーカナディアンウイスキージャパニーズウイスキー)を世界の5大ウイスキーとして紹介している。 https://www.suntory.co.jp/whisky/flight/about.html

この5大ウイスキーという分類のしかたが的を射たものなのかはよくわからないがとりあえずこの分類を出発点とする。

 

そして今回はこの中からアメリカウイスキースコッチウイスキージャパニーズウイスキー説明する。カナディアンウイスキーについては増田バーで見かける銘柄カナディアンクラブクラウンローヤルくらいだし増田としてはアメリカウイスキーと合わせて北米ウイスキーいいんじゃないかというイメージということもあって省略する。またアイリッシュウイスキーは主にブレンデッドウイスキー増田がよく行くバーにも置いてあるのだが増田があまり飲んでいないので省略する(詳しい人向けに書いておくとアイリッシュでもボトラーズやティーリングが出している中・長熟のシングルモルトはいつも行くバーで抜栓されたら一度は飲むという程度)。

 

アメリカウイスキー

アメリカウイスキーにはライウイスキーコーンウイスキーもあるがアメリカウイスキーといえばなんといってもバーボンウイスキー(単に「バーボン」とも言う)である

アメリカ法律ではバーボンウイスキーは主に以下の条件を満たす必要がある。

このチャーされた樽によりウイスキーにはバニラのような風味がつき主原材料コーンであることと相まってバーボン独特の甘さがもたらされている。

ポピュラーバーボンのボトルの例としては

が挙げられる。ここに挙げたバーボンについては入手が容易であり200mlボトルコンビニスーパー販売されているので自宅でも試しやすい。

なおジャックダニエルテネシーウイスキーとされるがテネシーウイスキーバーボンウイスキーの条件も満たすのでバーボンウイスキーに含めて間違いではない。


スコッチウイスキー

まずいくつかの言葉について説明する。用語は国によって定義が異なることがあるのでこの説明はすべて"スコッチウイスキーにおいては"という前提が付く。ただし日本ウイスキースコッチウイスキーからの影響が大きいため法律に基づくことを除くとスコッチウイスキーと同じ意味用語を使っていると考えて良い。またここでの説明は対比する別の用語区別する部分を主に書いていて定義としては網羅しておらずかなり省略している。なおスコッチウイスキーは単に「スコッチ」とも呼ばれる。(特にこのスコッチウイスキーの項がかなり長くなってしまった。面倒なら最初の2つ(「モルトウイスキー、~」と「「シングル」という~」)だけでも読むと「シングルモルト」という言葉意味がわかって役に立つかもしれない。)

 

モルトウイスキー、グレーンウイスキーブレンデッドウイスキー

なおスコッチブレンデッドウイスキーはいくつもの蒸溜所モルトウイスキーとグレーンウイスキーブレンドするがその中で中核的なモルトウイスキーキーモルトという。例えば現在バランタイン17年のキーモルト(の一部?)はスキャパミルトンダフ、グレンバーギー、グレントファースということである https://www.ballantines.ne.jp/products/17years.html

 

シングル」という言葉と「ブレンデッド」という言葉シングルモルトブレンデッドモルト

 

言葉説明に飽きたり面倒になって実践的な話に行きたくなった人はここから「その3」へ https://anond.hatelabo.jp/20240122184434

 

樽について

アメリカウイスキーの項で説明したがバーボンの条件のひとつが「新品のオーク樽で熟成すること」である。ということは一度バーボンを熟成したオーク樽はもうバーボンの熟成には使えないことになる。このバーボンの熟成に使われた樽はスコッチウイスキージャパニーズウイスキー熟成に使われる樽のひとつとして使われている。バーボン樽によって熟成された原酒にはバニラ香やハチミツのような甘さ、洋梨リンゴのようなフルーツ感がもたらされていることが多いとされる。

またスコッチウイスキージャパニーズウイスキー一般的に使われる樽には他にシェリー樽がある。シェリースペイン生産される酒精強化ワインである歴史的にはこのシェリーがオーク樽に詰められてスペインからイギリスに輸出されその樽をスコッチウイスキー熟成に利用したと言われる。ただ1980年代に樽の状態シェリーを輸出することができなくなったため現在ウイスキー熟成用の樽を作るためのシェリーを詰めて(シーズニングという)ウイスキー熟成用のシェリー樽が作られ、その樽が輸出されている。シェリー樽によって熟成された原酒にはベリー系のフルーツ感がもたらされるとされるがタンニンの苦みや硫黄臭のようなくせが感じられることもある(そのくせも必ずしも悪いことではない。それが好みの人もいる)。ウイスキー熟成に使われるシェリー樽のシェリーは種類が明示されている場合オロロソシェリーが多いが甘口のペドロヒメネスシェリーも見かける。ペドロヒメネス(Pedro Ximenez 略してPXシェリー樽の場合ウイスキーも甘口であることが多い。

他にもポートワインやマデイラワインなどのシェリー以外の酒精強化ワインラムなどに使われた樽や新樽がスコッチウイスキー熟成に使われる。

また途中で熟成に使う樽が変えられる場合がある。例えば16年バーボン樽で熟成最後の2年をシェリー樽で熟成するということがある。この場合最後の2年の熟成追熟という。最初と別の樽で熟成することで複雑な香味が与えられる。追熟した樽についてはラベルに○○ Cask Finishと書かれることが多い(例えばシェリー樽で追熟されていればSherry Cask Finish)。

樽がウイスキーに与える影響は樽が熟成に使われた回数と樽の大きさによっても異なる。当然ながら最初スコッチ熟成に使われたときファーストフィルという)が一番影響が大きく2回目、3回目…(セカンドフィルサードフィル…(セカンドフィル以降をまとめてリフィルとも言う))と影響が小さくなっていく。また樽の大きさが小さい方が樽と原酒が触れる割合が大きく影響も大きくなる。いずれも影響が大きければ良いとか悪いとかではなくて原酒や熟成年数等を含めたバランスウイスキーの味が決まる。なおスコッチウイスキー熟成に最もよく使われる樽の大きさは220L~250Lのホグスヘッドと呼ばれる大きさである

 

熟成年数について

ウイスキーは樽の中で熟成され樽の影響をうけながらまろやかになっていく。スコッチウイスキーを名乗るためには最低3年の熟成必要であるスコッチウイスキー熟成年数は満年齢で数えるため例えば9年364日であれば熟成年数は9年となる。一般熟成年数が長いほど高価になる。またウイスキー一般に味を均一化するため多くの樽をブレンドして製造されるがスコッチウイスキーでラベルに書くことができる年数はそのボトル製造に使われている原酒のうち最も若い原酒の熟成年数だけである。仮に熟成年数60年という超長期熟成の原酒が含まれていたとしてもそのボトルに使われている一番若い原酒が15年であったらスコッチウイスキーでは15年としか書いてはいけないことになっている。

スコッチウイスキースタンダードクラス1012年の熟成年数のものが多い。また10年未満の原酒が使われていると思われる場合は年数の表記がないものが多い。この年数表記の無いものをノンエイステイトメント(NAS)もしくはノンエイジ(NA)という。ノンヴィンテージ(NV)という言葉を使う人もたまにいるがウイスキーヴィンテージと言えば蒸留年(いつ蒸留たか)のことだろうと思うので増田は使わない。

ウイスキーは樽熟成している間に少しずつ蒸発して減ってしまう(気候に左右されスコッチで年1~4%と言われる)。この蒸発分をエンジェルシェア天使の分け前天使の取り分)と呼び長熟のウイスキーが高価である理由ひとつである

なお蒸留であるウイスキーは樽の作用により熟成されるものであって瓶詰め後は熟成されないと増田は考える。ただ瓶詰め後にアルコール分が蒸発する等で変化はありうる。この変化が好ましい変化だと感じる場合にその変化を瓶内熟成と言う人がいるのも言葉の使い方の違いとして理解はできる。ただ例えば熟成年数12年のボトルを買って6年保管しておいても熟成年数18年の味には絶対にならない。

 

アルコール度数について

スコッチウイスキーは瓶詰め時に40%以上のアルコール 度数であることが求められる。大量生産される製品は加水されてアルコール度数が均一化されているが少量で販売されるボトルは加水せず樽から出されたそのままの度数であることも多い。この樽から出されたそのままの度数のことをカスクストレングスという。カスクストレングスであっても長熟のボトル度数が低めであることが多い。

 

その2へ続く https://anond.hatelabo.jp/20240122184305

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