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はてなキーワード: マルチとは

2007-03-29

損得勘定の話

どこにトラバったもんだか。

「損得勘定ぬきで人間関係を重視する=それはメタ損得勘定だ」というテクに引っかかっている人が多すぎに近いんだが、「人間関係損得勘定サ」とか厭世してる人も「人間関係は数値化できないだろ!」とか怒ってる人も損得勘定を算出するのにかかるコストのことを考えればすむ話だと思う。リスクリターンを計上できないワケじゃないだろうけど、そこまでアレするほどのものか、という。そして粗い勘定だったら、感情でやってんのと精度としては同じ(期せずして駄洒落が発動)。株購入の財務指標かチャートかの話に似てるな。

まぁ、損得を算出するための時間をとっていては損が確定するゲーム、てのが多々ある。というお話。

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やべえ。書き込んだら神速で粘着認定されたw

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レジ袋」<ソレだ! ていうかソレもあるな。マルチスタンダード

2007-03-19

マルチエンディング

高校までは普通恋愛し、普通セックスし、それが当たり前だと信じて疑わなかった。でも、大学で出来た友人にあるゲームを貸され、いやいやながらもやっているうちに、考えが変わっていった。それは本当に当たり前なのか?そして3次元である必要はあるのか?

性欲という点で言えば必要は全くない。セックスよりもオナニーの方が気楽で気持ち良いように、むしろ2次元の方が優れている。確かに3次元とのセックスは性欲だけではない、心の充足感とでも言うべきものを感じることができるが、それは恋愛と同じく錯覚であり、ちんこを扱いたら精子が出るような当たり前の身体的反応でもあるのだから、気づいてしまえば取るに足らないものである。

恋愛という点でも、ちんこやまんこ、金や子宮、そういったものを求める心を、愛だの恋だのと虚飾して悦に入ってるのだから、2次元と大差はないし、むしろ2次元の方が純愛とすら言えるくらいだ(厳密に言えばナルシス的なものではあるのだが)。その過程がいいのだと言われても、自分にはゲームと大差がないように思われる。恋愛にしろセックスにしろ、相手が喜び悦ぶ、物、シチュエーション言葉、責めを与えれば、二人は素敵な恋愛、素敵なセックスをしてることになるのだというから、ちゃんちゃらおかしい。やはり、その程度のものなのだ。

社会的、子作りの点でも、最近では結婚しないからといって露骨に迫害されることもないし、自分は子供を作ろうとも、作りたいとも思わない。結婚してからの生活を、先輩や上司に聞いたりするが、話を聞くとますますそんな気も失せる。よく、老後に一人寂しく死んでいくぞ、とか言われるがそのために結婚、子作りをしたいとは思えないし(そんな動機は不純だと思うのだが今更不純も何もない、あるいは元々不純なものなのだということだろうか)、妻にその時まで愛情を持たれているとも、子供に持たれるとも限らない。そんな中、仕方がなく側に付き添われるくらいなら、思うがままに生きて、そして一人で死んでいきたい。

そういったわけで3次元と交際する必要も、したいとも思えないので、大学の頃から9年間、社会人になった今でも2次元と共に生きてきたし、そしてこれからも共に生きていくことになるだろう。これから先、多くのキャラと出会うだろうけど、9年経った今でも、魅力的なキャラに数多く出会った今でも一番は変わらないのだから、やはりこの思いは、死ぬまで変わることはないと思う。これまでも、これからも、私を導いてくれた、マルチがずっと胸の奥底の大切な所にずっと居続けることだろう。

そう考えると、自分は一人ではないのかもしれない。今でも私の心には数多くの女の子達がいる。そしてそれはこれからも増えていくだろう。私は一人ではない。2次元を胸に抱きながら、私は生き、そして逝く。

バイトの初出勤

ホテルでのバンケット仕事

MLMパーティーでのサービスだった。

最初それとは知らなかったんだけど、先輩が「なんか宗教っぽいところ」だと教えてくれた。

料理普通のものだけど、持ち込みドリンクでその会社の商品を出してくれ、と。

なんだか微妙な濃縮ジュース。見るからにおいしくなさそうだった。

有名どころ(とはいえア○ウェイとかニュー○キンくらいしか僕は知らない)じゃない、比較的無名らしい会社だったけど

化粧品健康食品という原価の安い商材としての基本は押さえているようだった。

老若男女、さまざまな人々が500人以上一堂に会する。

中にはDSliteを手にした小学生が親に連れられてきていたり、腰の曲がったお年寄りが娘に伴われていたりもする。

テーブルごとにリーダー格の人がいて、そのヒトはなにやら妙なストール的なものをまとっている。

どうやらこれが販売者(代理店)の印のようだ。

握手をして、時には固く抱き合って挨拶をする。ここって日本だよね?

会場のモニターには某南国リゾート地のステキビデオがえんえん流れている。

パーティーが始まるとまずは会社の商品紹介、へー。

何十年もの歴史があるんだね。そりゃ安心だね!ってことか?

やはり外国から来たシステム&商品ということのようだった。

そして来賓挨拶

他地区のトップセールスレディーがお決まりのスピーチをする。

マルチのヒトはどうして同じセリフばかりなんだ?

  • わたしはこの化粧品で肌が綺麗になりました
  • ちょっと高いけど本当に良いものだから
  • 周りの方もいいものをお勧めすると分かってくれるから
  • ダメだと思ってもあきらめない事です
  • 努力次第でまわりは変わりますあなた次第です
  • ほんの少しあなたが頑張るだけ(でわたしのようになれるのよ)

テーブルでも代理店らしきおばさんと連れて来られたらしい女性の間でいかにもな会話が行なわれていた。

  • これはねずみ講とはちがうの
  • ちゃんと法律でも認められている販売方法なのよ

その後料理楽しみつつショーがあって、ビンゴタイムがあって…なんてのは普通っぽいんだけど

壇上に販売代理店の人たちが集まってのダンスタイムまであった。

ノリノリの音楽、赤青黄色のライトの明滅のなか踊り狂う人々。

まさに宗教的。汗だくでマイクの掛け声にあわせて手足を思い思いに動かしている。

10分は続いただろうか。

それが終わって運動後のお客様たちにドリンクサーブしているところへ、畳み掛けるように販促キャンペーンの紹介が始まった。

たくさん売ったらこんな景品がありますよーってか。

トップセラーには某リゾート地へのご招待!わあ楽しみだね!

ご招待への条件クリアにはサプリメント(1瓶5000円)なら100本分、化粧水(1本4500円)なら120本分、

あ な た が ほ ん の 少し頑張るだけで、ステキリゾートへの旅行プレゼント

会場大盛り上がり。拍手の渦。歓声。

そしてその熱狂の中で決意表明タイムが始まる。

○○地区のだれそれさん、と呼ばれて、販売代理店の人が順に壇上へあがっていく。

宣言。

「わたしは今シーズンにXXを△△ポイント分販売します!」

また大きな拍手。熱狂。

ドリンクサービスに走り回る僕。

誰に売るんだろうか。あてはあるんだろうか。

腰の曲がったおばあさんは使いもしない化粧品サプリを大量に買わされてはいないだろうか。

DSliteに飽きて会場内を走り回っていた少年は友人を失わされてしまったりはしないだろうか。

そんなことを考える暇もないくらい忙しい中で、僕の初出勤は終わった。

2007-03-18

あとすこし何か欲しい

http://anond.hatelabo.jp/20070318140436

題材が都知事戦というのがあれなのかな。

でも、いいドメインとってるから今後色々楽しめるかもね。

候補者ユーザー属性を足せるようにして、マルチ属性マルチソートとか。

クリックで際限なく上にのぼってっちゃうのは、

o=document.getElementById("resultBox_"+i);

ここらへんをなんか変数につっこんでおけばいいんじゃないの?

検証もしてないけど。

でも、ここまで書ける人だったら横から口だしせんでもなおせそう(゜Д゜=)ノ⌒゜

それよりアイディアブラッシュアップしようぜぇ??

2007-03-17

マルチブラウザ対応の一種だと思って

http://anond.hatelabo.jp/20070317011947

5%の人がそうなんだから、Operaあたりに対応させるよりきっと効果あるよ。

2007-03-15

豚汁うどん

どん兵衛(日清)のを食べてみた。

マルチャン(東洋)に完敗してる。

何がダメって、汁の味からして豚汁らしくない。

75円だからって、3つも買うんじゃなかった。

2007-02-21

あまり関係ない話だが

もう数年前、久しぶりに訪ねてきた従弟が(まさかとは思いつつ案の定)マルチ系の勧誘をおっ始めた訳だが。

彼が取り出したのがビデオではなくmpegを焼いたCD-Rであった瞬間「時代もここまで来たか」とか思った、昔からの自作ユーザーな俺である。しかしパソコンの操作の話からCD-Rからの再生に持っていく流れは、良く分からん会話からビデオデッキを借りるより自然だな、とも思った。なるほど巧く(マニュアルが)できておる。

今なら「ちょっとブラウザ貸してよ」とかいってストリーミングだろうか。存外ようつべだったりしたら笑う。

2007-02-20

Linux and Mac OS Xが少なすぎる件 (Re: Windows, Linux and Mac OS X のパスワード(password)について)

というか、ソーシャル系、マルウェア系が無いね。最近はこっちでない?

でも、気が付くと、最近はそんな記事をあまり見てない気がする。けど、収まったわけではないんだよね?たぶん。

とりあえず、スパムの増加を見るに、ボットネットは相変わらず勢力を拡大してるんだろうな。やっぱあれだろうか、開発環境の整備によるバグ減少とか、ターゲット型への移行により、発覚・話題化の抑制に成功してるって事だろうか。

あと、オフィス系の穴探しが活発化してる所を見ると、やっぱりターゲット先は企業、官公庁なんだろうか。いや、逆に、セキュリティがしっかりしているから表出していると見るべきか。そうなると、最近話題に上がらない家庭向けの方がメインか。しかし、こちらはあらかたシェアを握ったという気もする。ん?ということはある意味、安定期?

いずれにしろ、このボットネットはどうにかしなきゃならんだろうな。しかし、エンドユーザが直接的に不利益をこうむってないのがね。「べつにかまわない」とか言われると困るというか、なんだか、ボット使いとの間の洗脳合戦みたいで、ソーシャルに疲れる。いっそ、プロバイダ利用規約で、ボットの通信が行われていると特定されたら、故意ではないにしろ、一種の不正利用に準じているとみなし、通信の制限を課すとかいう利用規約にしちゃうとかどうだろう。

そうそう、ボットネット関連で最近気になるのは、ルータとかアプライアンス的機器のファームウェアだな。

つい最近もいくつか記事や穴の話があった気がするが、失念。ちゃんと、はてブぐらいはすべきだった。

世の中、こういったネットワーク接続した機器のファームって、どれくらいの人が気にかけてるんだろう。ほとんどいない気がする。ということは、こういった機器、たとえばルータとかって、ものすごくおいしい市場な気がする。反面、そういう機器って負荷がかかったときの安定性とか、実際どこまでの能力があるのかわからん。誰か、実際にクラックして記事にするとかすると面白そうなのにな。

実際、今のところは能力とかハード面で開発環境が整ってないから出てきてない(よね?)だけで、今後、そういった機器が高性能化・汎用化すれば、早晩、ターゲットになるだろうけど、そうなると回収騒ぎとか出るんだろうか、やっぱり。

まぁ、自動アップデートとか、フォールトトレラントとか、ケイタイで経験をつんでそうだから、そこらへんから技術が流れればよいね。ってか、日本ケイタイウィルスが出るのはいつごろになるのかな?

そうそう、日本で遅いといえばフィッシングサイトだよね。eBayとかは結構見掛るのに、日本ほとんど話題になってないね。あ、でも、ヤフオクだけははやってるらしいね。てか、フィッシングサイトじゃなくメールか。なんにしろ、そこそこ儲けちゃってるらしいよね。

あー、そうか、被害者側から見て能動じゃなく、受動的な方が引っかかりやすいのか?日本人は?

そいや、ヤフオク以外のオークションサイトとかはどうなんだろう。やっぱり被害がでてるんかね?その辺の情報知りたいけど、あんまり話題になってない気がする。

いずれにしろ、この手の情報は、海外の事例は見掛るのに、日本情報があんまり目だってない気がする。見るところがわるいんかな?

と、つらつら書いてみちゃったりする独り言。

だれか、日本ソーシャル系手口の今がわかる所、ボットネットの現状や種類がわかる所、素人も楽しく読める未来クラック技術、たとえばマルチコアCPU情報漏えいとか、分散技術クラックの穴とか、そんな話題のお勧めページ知ってたら教えて。

http://anond.hatelabo.jp/20070219211531

んー、平均がIQ115って出したのは例えの話で、それじゃダメってんなら(まあ確かにIQ80ぐらいの人もアレかもしれませんし)、例えば平均が140ぐらいに上がったら? 今のIQ100ぐらいの人達知的障害者扱い? やっぱり3割に意味があるわけじゃないと思いますけど。

あとまあ、IQ100ぐらいの人でもくだらない宗教マルチにひっかかったりしてるけど、IQがもっと高い人が多いと思われる大学でもそういう奴はいたりするしねぇ。

2007-02-14

増田でわめく生産性のはなし

山形さんなる有名人らしきしとのエントリー

http://d.hatena.ne.jp/wlj-Friday/20070211/p1

いまごろブックマークのホットエントリーで読んだよ。

頭の悪い俺にはさっぱりなんの事だかわからないけど違うんじゃないかと思ったよ。

賃金水準は、絶対的な生産性で決まるんじゃない。その社会の平均的な生産性で決まるんだ。

これ、「生産性」じゃなくって「採算性」じゃないの?

売れないものや必要ないものをいくら効率よくつくっても社会が豊かになったりなんかしないよね?

採算性が高いというのならわかるんだ ('(゜∀゜∩ わかるよ!

翻訳さんなのにずいぶんむずかしい言い回しするんだなと思ったあるよ。

需給もとれいてる状態で物作りをしていることを生産性いうのかひら?

いや採算性という言葉に置き換えたとしても、そんな一様にひとつの因果でかたづけてしまうほど単純なものでいいんかな?とか思ってしまうよ。

生産性をめぐる誤解と真の問題

http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/cd4e52fd7cca96ac71d0841c5da0cb75

批判するらしい池田氏エントリー

なんかこれも難しすぎてわからない。何が難しいって使ってる単語が難しいよね。

こんどは生産性ということばに限界がついちゃった。限界生産性だって。

なんかよくわからないや。

喫茶店店長限界生産性が増えないからバイトを雇うべきではないとか説明しても頭上にはてなが浮かぶばかりだよ。

「採算あわないから雇えない。」

ひらたく扱って欲しいな。先生がつく人は難しい言葉ばかりつかうよ。

グローバリゼーションとアンバンドルうんぬんのあたりは同意。人間ロジスティクス以外は代替可能だもんね。

ボクが思うに、

賃金水準は、絶対的なんていえる何かで決まるんじゃなくて一食の価格から推測できるんだ。

これくらいがちょうどいいと思うよ。

もしくは一言で片付けようとするならコレ。

賃金水準は、絶対的な生産性で決まるんじゃない。その社会の平均的な賃金で決まるんだ。

これが圧倒的に正しいはず。モンクあるやつ前に出なよ。

賃金水準なんてあくまで水準なんだから、波の潮位計測と一緒だよね。波の高低や潮の満ち引き無視して平均だして、海流を読んだり語ろうとしても片手落ちだと思うんだ。

なんか統計とかって怖いよね。見方ばかりはマルチチャンネルなのにソースも観測地点もばらばら。

さっぱりわからないや。

さっぱりわからないからさっぱりわからない増田に書いて終わるよ。

どうでもいいけどコメント欄を見て、有名人も大変だなといつも思う。

このコメントふくめてナー

2007-01-27

この情報化社会にあって

競争は、質の良い物を生み出すためには確かに必要だけど、既存の物に有利で、新しい物には不利。新しい物を認めさせるには膨大なエネルギーが必要なのである。

新しい物をより効率よく生み出すために、いったん競争というものを忘れなければならない。

ブレストと似てるかもしれない。

しかし徹頭徹尾、受け入れを無視するわけでなく、最終的に食べやすくデフォルメアレンジをしたものを、つまり入門を用意するのがコツである。

世の市民権を獲得してるか否かは単純に、入門があるか無しかの差である。

メジャーな物ほど、いくつかの入門が用意されているものだ。

狭き門は、ノイズや歪曲者、破壊者などを呼び入れないためには確かに必要であるが、今の情報ネットワーク化時勢では門を開け放すことを選ぶ覚悟がいる。

ただここで重要なのは門を開け放すタイミングであって、それを誤ると、用意した構造物を揺さぶられ、破壊され、無価値な物へと変質させられてしまう。

だから今、最も求められる(俺が重視する)力は、門を開け放したときに入ってくるノイズをいかにして制御するかということである。これは詰まるところリーダーシップを発揮することや、マネジメント力である。

この世界の人材は玉も瓦も一緒くたになっている。ものすごく能力が高い人間もいれば、本当に使いようがない人間もいるわけで、狭き門はこれらをふるいにかけるフィルターの役割をする。

ただ、このフィルターは完全ではなく、有能な人間も多くはじいてしまうし、無能な人間も多く引き入れてしまう。

全くフィルターしないよりかは随分マシという程度、ファイアウォールを有効にしたら少しはウィルスの被害に遭わなくなるだろうといった程度の物である。

かつての時代は、隠れた才能は完全に切り捨て、志願してきたある程度の質を持つ人間だけで聖域(コミュニティ)を作り、そこで自分らの技術・学術を発達・洗練させていけば良かった。そしてそれは必然的に専門性を生成する構造であり、専門外のことについては深く対応できないし、求められることもなかった。だが、時代は変わりつつある。

現在、人々にはマルチの(複数の)分野での活躍が求められてつつある。それと同時に、今までフィルターされて弾かれてきた隠れた才能に着目・それを発掘することも行われるようになった。どっちが先でどっちが後か分からないが、この2つの兆候は密接に関係しているように思う。

インターネットが専門外の有能な人間を多の分野に引き込むようになってますますこの兆候は加速しているが、インターネットがここまで普及する以前から、この兆候の前兆となるものはあったように思う(というのも、俺が高校生だった90年代頃にすでに専門を問わず複数の分野で深く活動していた人がいたからである)。

情報の分野では、インターネットの普及により、専門外の有能な人間の参加が増えたことにより、ノイズも多く増えたがそれを補ってあまりある有益な情報も引き込まれるようになったのは今更言うまでもないだろう。

全ての分野は情報を持つ。そして情報は価値を持つ。いわば情報は一つの通貨である。そして多くの人がそれらを扱う環境が整えられたため、多くの人により扱いやすくなるように情報フォーマットされることとなった。こうしてフォーマットされ扱いやすくなった情報は、より多くの人々に普及し、価値が高められていくようになる(ただし、ここで言う価値は有用性であり、希少性ではない。このことは後述する)。

だから、逆に言えば、情報にある程度の魅力(価値)があり、それがフォーマットされていたらそれは流通するのである。

こうして、今まではコミュニティだけで流通していた通貨が、一気に世界へと広がったのである。だがこのことによる弊害もある。

それはコミュニティだけで共有されていた情報が誰でも簡単に入手できることによって、その情報の神聖性(希少性)がなくなることである。

情報の価値には2つのパラメータがあって、一つは有用性、もう一つはレアリティである。これはトレカに喩えると分かり易い。コモンカードだけどめちゃくちゃ使えるカードもあれば、レアカードだが全く役立たずなカードもある。

特に一部の人しか知り得ない情報はいわばプレミアカードと言うことができる。

情報を門戸を広げてネットという大海原に放出することは、情報の有用性を高める代わりに、希少性を失うことを意味する。

かつてはプレミアカードを持っていた人間は賞賛された。それがたとえ使えないくずカードだったとしても。

そしてそのことによってそのカードの持ち主は自身の価値を高めることができた。

いまやプレミアもコモンもネットに流出される時代。

人々は、カードのシナジー(組み合わせることで効果が倍増する組み合わせ)やコンボを重視し始めた。

つまり自分のデッキに組み入れられるかどうか、そのカードをどうやって使うか、に価値を置き始めたのである。

こうなるとプレミアカードコレクターの人的価値が下がってしまう。彼らが取る行動は大きく3つ。

一つは何もせず、成り行きに任せる(あるいは問題意識を持たない)。

もう一つ漏洩を徹底防止してカードの希少性を維持すること。

三つめはそのままでは使えないカードを使える形に加工してから、それらを開放すること。つまり誰も考えつかなかった意外なコンボを提示したり、できる限り汎用性の高いカードを何とか発行することである。

お堅いと思っていた団体が急にフランクになった例を最近よく見る気がするが、こういうことが一つの理由だろう。

しかし将来的には遅かれ早かれ、多くの団体が三つめの手段を取らざるを得なくなると思う。

このような情報流通を制限することで価値が高められているが、本来的な価値は少ない。そして価値の低い情報は駆逐されていく時代の兆候なので、団体には新たな価値を作り出し、社会に発信することが求められてくるからである。

そうなってくると、まやかしの希少性は徐々に意味を失い、経験に基づいた情報や、洗練の要る情報といった、よりその人の血肉となっている(オリジナリティがある)情報こそが希少性ある情報となるだろう。

インターネットというのは価値判断を大衆に委ね、まやかしの希少性を暴くという点でこれから役立っていくと思う。

しかしそうなると、今まで手に入れるのが困難だった情報を収集していた専門家はどうなるのか?

いったい何をもって情報収集をしている一般人と差別化を図ればいいのか?

複数の範囲を渡り歩く人々が増えてきた原因はここにあると思う。

苦労して新しい論や分析を発表しても、少しすると自分と同じ考えを言ったりしたりする素人がいる。

何も発表しないままだと時間とともにその人とその専門家との価値の差異が縮む。

だから専門家は、常に社会の流れを追って新しい論や考察を生み出し続けなければならない。新しい情報を常に発しなければならない。

みんなみんなそんな発想力とバイタリティを持ち合わせているだろうか?

もしそこに不安がある専門家は何をすればよいだろうか?

そこで複数の分野をカバーするわけである。

専門の分野を知ってる人がいる。

αの情報を知ってる人がいる。

でも専門の分野+αの取り合わせの情報を知ってる人はなかなかいない。

こうすることで自分の価値を高めているのではないだろうか。

また、社会現象がより複数の多岐の分野に渡ってきたお陰で、それを一つだけの専門性で切りにくくなってきたというのも考えられる。

最前線で価値を生み出し続けることはできないけど、その人達と違って私はレパートリーが広いから庶民の要求に幅広く応えることができます」、といったところか。

自分の本来の分野では新しい価値を生むのは難しいけど、違う分野にて本来の分野のやり方で切るという方法で、新しい価値を生み出すというのも考えられる。新たな組み合わせ。シナジーを期待するのである。

あるいは価値観が多様になったため求められそうな情報は何でも漁るドラフト者もいることだろう。

ここは、多分野に渡るといえ、コンセプトを持ってコレクトをしないと情報の海に溺れてしまうだろうから注意が必要だ。

今までは専門がはっきりしない人は浮ついてると見なされ正当な評価をされにくかったが、これからの時代は複数の分野に渡って活動しているマルチ専門家がますます増えていくのではないかと私は考えている。みんなみんな興味関心を一つに絞りきれるとは思わないし、そんな人たちの複数の分野で活動できる環境が整いつつあるからだ。あるいは、この高度情報化による副産的な効果として、成り行きで専門外の領域に踏み込む機会も、より多くなっていくのでは、と感じている。

だからノイズ(=厨)は多かれど、有用な人を引き込もうとするならば、もっと入門を設けるべきなのだ。

そうすればマルチ専門家がその分野を発展させてくれるだろう。

一部では腐るほど入門を設けてる分野があるのに、他方で全くそれが整備されていないのはおかしなことだと思う。

※推敲途中です。

2007-01-23

メイド風俗

http://anond.hatelabo.jp/20070123171956

その話はid:Hayashidaと神聖マルチ王国のあたりで一昨年の10月末に散々されている。

2007-01-19

RE:複数経路プログラミング

http://anond.hatelabo.jp/20070119141655

デバッグ地獄を見た話とか、エクストリームプログラミングの話とか、みんなバグを取るための方法論を語るけれど、バグを内包したまんま動きつづけるものを想定する発想、あんまりないんだろうか。


素人の私が言うのもなんだが、面白い考えだと思う。

大きなアプリケーションの中で、もっとも大切な部分はコンペ型式で作って、一番まともに動いたものを「一軍」、それ以外を「控え」にする。

これらとは別に、「正しい結果を出したかどうか?」を判定するプログラムを別に作って、「正しく動いていない」と判断された場合、同じデータを控えに回して、その結果を出力するようにする。

動作判定は素朴なもの、たとえば結果が出てくるまでの時間とか、得られたデータの桁数とか、そんなもので判定して、ちょっとでもおかしかったら次々に「控え」を前に出して、とにかくまともそうな結果が出るまで選手を入れ替えていく。

ひとつのデータの処理と出力が終了したら、また一軍が元の位置に戻って、次のデータの処理にかかる。


この辺のやり方はいろいろあると思う。

例えば、RAIDのようなイメージ

そこそこの品質の同機能・別設計プロセス流行マルチコアで、並列に走らせる。もちろん、高度なプログラミングが要求されるモジュールだけを並列に走らせても良い。

当然、ひとつのプロセスバグったり、フリーズしたりしても、そのプロセスだけ終了させれば良い。また、例えば、各プロセスの演算結果の「多数決」で、正しい演算結果を決め、信頼性を上げることも可能だ。子プロセスとして「部品化」させておけば、親プロセスには影響はないし。

部品は壊れるのが当たり前。

プログラムバグを内包しているのが当たり前。

では、冗長性を上げるには?

すでにあってもいい考えだ。(…すでにありそうだなあ)

2006-10-16

http://anond.hatelabo.jp/20061015234251


子供は可愛いですね。ギアラとかマルチョウとか出そうになりますね。

子供を持たないとその可愛さはわからないんですよね。

少子化が進む一方なのはわかる気がします。


二人乗り自転車でも心配な今日この頃

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