はてなキーワード: 武器屋トルネコとは
というのがよく槍玉に挙げられるが、ああいうのはだいたい「あの絵柄が気持ち悪い」とか、「ブサイクなオタクを堂々とバカにしたい」とかの言い換えでしかないのではないか。
それはともかく、そういうのを一切排除した場合、私の観測範囲内では最近の作品ではなく、ドラクエ4のネネさんがもっともこれに当てはまることになる。
ネネさんというのはかの有名な武器屋トルネコの妻である。後に大国エンドールに店を持つことになる彼だが、3章開始時点では人に使われる身でしかない。
しかもようやく夢を叶えたトルネコは3章終了後に旅に出てしまい、そこで出会った勇者パーティにそのままついていき、大半のプレイヤーによりガーデンブルグで牢屋にぶち込まれたりしつつ、悪の魔王をぶっ倒すまで戻ってこない。
ネネさんはその間、夫の夢を甲斐甲斐しく支え、不在を守り、途中で預かり屋に商売替えしつつ、愛する夫の帰りを待つというわけである。
こうして改めて書いてみると、まったく勝手なものである。「夫の夢を支える妻」というのは朝ドラなんかでもたまに見かける設定だが、こんなん朝ドラでやった日にはあさイチに抗議のお便り殺到不可避ではないか。
と、本編だけでもいい加減ヤバいというのに、このクソ親父「不思議のダンジョン」なる噂話を真に受けて、自分も行ってみたいと思うようになる。ええ加減にせえよ。
ところがそれでもネネさんは理解を示し、夫の冒険を支えていくわけである。最高に気持ちの悪い存在ではないか。
まあトルネコはトルネコで商才があるのは間違いないし、他の仲間たちにどうにかついていける程度の戦闘能力もあるし、
外伝作品では主人公になったのをいいことに戦士になったり魔法使いになったりとやりたい放題、そして成功した男にありがちな浮気や女遊びにもおそらく縁がない、とこれまた理想的な存在であることは間違いないのだが、