はてなキーワード: メタフィジカルとは
まっつね(中原芽衣)のブログは一時期(2011~2013ごろ?)大分流行したけど、
あれがアニメカテゴリのはてダ、はてブではテンプレになった感がある。
すなわち、問題の中身(内容)に対してダイレクトな見方;登場人物の感情の機微や状況の変化から物語というもの解釈する、のではなく、俯瞰的な見方;レイアウトがどうなっていて(富野本からの上手下手の話など)、もしくはメタフィジカルな目線(これまでのスタッフのやり方、手法とか)からどうなっているか、という点から物語を解釈する、という方法。前者は帰納的な見方といえ、後者は演繹的といえる。後者に絞って考えよう。
後者は定義ありきである。すなわち、「レイアウトがこの状態であれば、キャラ同士の優位性は変化しない」みたいなカミシモ信仰を元に物語を考えていくのだから、いくぶん柔軟性にかける。客観的に物語を解釈しているというよりは、定義に従って解釈している。演繹から導かれる解釈は、違いがなく、またスタッフから解釈することもさほど異ならない(そもそもクリエイターは常に同じ手法で描くわけではなく、変化しているのだから、作っている人間から何か物語を解釈しようとすることは変なのだ)。つまるところ、(彼らは否定するだろうが)一般論になってしまう。基本的に評論というものは一般論に対しての反論であるのに対し、まっつねとそのチルドレンたちは、演繹的な解釈をすることによって、”間違いではないが、反論になっていない(一般論をなぞった)”意見を乱発させている。だから、無個性の文章が増え、面白くないのだな。そう思った。