はてなキーワード: ハニー・トラップとは
その都市では一番大きい国立大学の、留学生用語学クラスにいたんだけど、日本人の留学生にちらほらオッサンがいるのね。
大学生ばっかりだと思ってたから最初は意外だったんだけど、どうやら現地にある某有名日本企業の駐在員らしい。
みんな単身赴任で来ていた。
駐在員で、現地の工場の日本人監督とかやる人は、中国語喋れない人は語学勉強しないといけないらしい。
現地の労働者と意思疎通できないといけないから。
社命で来てるんで、みんなすごく真面目だった。
2年間で検定の●級とらないといけないとか決まってたみたいで。
勉強は真面目だったんだけど、日本人留学生同士で付き合ってるうちに、イヤなところ見えてきた。
当時は五人くらいその企業の駐在さんが学校にいて、内四人が既婚者、一人が独身。
だから厳密には、その一人だけは愛人とは言えないかもしれないけど。
「それ社訓に書いてあんの?」てくらい、ガチで100%、駐在員には現地の女がいた。
留学生寮に中国人の若いお姉さんが出入りし、クリスマスだのイベント時には高めのレストランでデートしてたり。
もちろん、愛人がいることを、我々学生でやって来た留学生達に公言してたから、私も知ってるんですよ。
「言葉を覚えるには一番の方法だよね」とか、
「ちゃんと帰国する時がお別れの時って約束してるし」とか、
かなり開き直っていた。
駐在仲間がみんな同じように女と付き合ってるし、学生たちからしてみれば彼らは大人なので、みんな正面から批判しないしで、罪悪感が薄れてたんだと思う。
でもね、日本から奥さんと子どもが遊びに来るという時があるので、口止めはされてた。
しれっと奥さんを我々に紹介している姿なんか見てると、「チクったろか!」という気分になったものだ。
中国人の女性からしても、ダブルペイ(手当が出るので日本で仕事した場合の倍額くらい給料が出るんだそうだ)でお金持ってて、
日本人(外国人)で優しくしてくれて、というとフラっといっちゃうみたいだった。
みんな、駐在員さんたちの遊び場、つまり女の子が付くカラオケとかクラブとか、そういうお水系の商売してるところで働いてた女性。
思えば幸薄そうな顔した女性が多かったような。
駐在員さんたちは一年から二年で学校終わらせて付き合いもなくなるから、その後彼女たちがどうなったのかは知らない。
学校が終わるとその企業の駐在員さんたちは、大学の留学生寮からホテル附属のマンション(社員寮になってる)に引っ越すんだけど、
留学生寮は狭いし部外者は住めないんだけど、マンションでなら一緒に暮らせるらしい。
それでも、日本から奥さんが来る時はマンションから一時的に追い出すんだろう。
日本人駐在員が、札束で頬をひっぱたくような扱いで、中国人のお水の女性に相手をさせてるなんて話もよく聞いた。
金にものを言わせてかなりえげつない遊び方もしてるとか。
企業名はここでは伏せる。