はてなキーワード: ぼくの夏休みとは
僕の家族は6人家族。僕は末っ子に生まれた。小学校二年生の時に母と僕と次女と長男で某テーマパークに行った。
僕が生まれる前は裕福な家庭だったらしいが、バブル崩壊の影響を受けてそのころは貧乏だった。だから家族で出かけた記憶はこれだけだ。
僕は身長制限であんまり乗れなかったのを覚えている。翌日はデパートでゲームを買ってもらった。なんでもない日に買ってもらうなんてことは初めてだった。
僕はぼくの夏休みがほしかったが、親が携帯ゲームにしなさいと譲らなかったのでシャーマンキングのカードゲームを買った。
そのあとカラオケに行った。僕は歌える歌なんてなかった。次女が「これなら知ってるでしょ」と入れてくれた歌がある。
ひと段落ついたごろ、母が切り出した。「死のうと思うの」と。この旅行も母と次女の企画だった。
長男は泣いてたが僕は何にも言えなかった。幼心にわかっていた。この家族は限界なんだろうと。
そのままタクシーで死に場所に移動した。崖に行った。みんな死んだけど、僕は死ねなかった。
事故を防ぐためだったのか、自殺の空気を感じていたのか、わからないが、タクシーの運転手に肩をつかまれていたからだ。
それからあまり時間もたたない頃、1年後ぐらいだったかな。長女も自殺した。
あの事件がきっかけかはわからないけど精神を病んでいたらしい。
最近、僕は表情をなくしてしまったことに気付いた。口角を上げてみようとしたら口元が痙攣して涙が出た。
笑おうとすると毎回涙がでる。僕ももう限界かもしれない。