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2013-05-06

唐突だけど以前読んだ本で、「宇宙の果てまで―すばる望遠鏡プロジェクト20年の軌跡」というのがあったので紹介する。

関係ないと思ったらスルーしてください。

http://anond.hatelabo.jp/20130506111132

書いたのは、ハワイすばる望遠鏡設立に向けて尽力した小平 桂一という方で、

話はほぼご自身の経験に基づいた軌跡なんだが、

研究者としての彼の姿よりも研究者のために働くマネージャーとしての姿がとても印象的だった。

例えば、すばる望遠鏡設立が三十年越しにようやく決まった中で、

ハワイへ数ヶ月から数年単位海外赴任することになるであろう職員の海外赴任手当が大きな問題になった。

なぜなら、今まで海外にある国立設備といえば、第二次世界大戦の慰霊碑ぐらいしか前例がなかったのだから

国立機関研究者が常勤で海外に暮らすということに限って言えば、前代未聞だった。

既存の枠組みでは"出張"程度しかなかった海外赴任の手当をもっと増やせないか関係省庁を巡るなかで

彼は、少なからず「研究者研究をしたいからそこへ行くんでしょう。手当等増やさなくてもいいんじゃないですか?」という声を聞いたらしい。

このままでは「すばる望遠鏡」という箱はできても中に人がやってこなくなってしまう。

職員に職務命令で従わせることもできるが、志気が上がらない研究でなんの成果があがるんだ(この辺うろ覚えでごめんなさい)。

そういう危機感をもって活動した結果、待遇改善されたという話だった。


元増田の割り切れなさは当然だと思います

研究者世捨て人じゃない。市井の働く人たちは皆仕事プライベート二者択一を選ばなくて、研究者がそれを当然だと思うのはおかしいよ。

足りない部分をかける時間で補うような研究もあるとは思いますが、なんていうか大半が、環境が許せばそうはならないんじゃないかと私は思います

ピペド体験談など特に...すごく無責任に聞こえると思いますが、元増田は常勤職ということでそれなりのポストを得ていると思います

ご自身が今に納得しなかったなら、せめて次のひとたちのために、活動できるようになれる立場を目指されてはどうでしょうか。

構造的な問題は一歩ずつ解決することが鍵だと思います

長文にて失礼致しました。

 
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