2024-11-06

京都人が教える「いけず」講座

京都の「いけず」は、独特な遠まわしでひねくれたコミュニケーションのことを指すんやで😏

見た目は上品やけど、実は皮肉が混ざっとるんが特徴やね。

いけず言葉や態度には、相手に直接嫌味を言わんと、わからんようにサラリとキツいことを伝えるスタイルがあるんや。

具体的な例をいくつか挙げてみるわ!

 

「あら、お元気そうで何よりですわ」

久しぶりに会った人に、「お元気そうで何よりどすなあ」と言うんやけど、実は「最近全然連絡もないけど、元気やったん?」っていう軽い皮肉がこめられとるんや。

最近、お忙しいみたいですねえ」

京都の人がこれを言うとき、表面的には相手を気遣ってるように見えて、実際は「ずっと会いに来ないけど、忙しさを言い訳にしてない?」という疑いがこめられとるんや。

「いつも遠くから来てはるね」

友人が家に来たとき、「遠くからわざわざ来てくれはってありがたいわ~」言いながら、実際は「そんな遠いとこからわざわざ来んでもええのに…」っていう意味が込められてるんや。

お茶でもどうどす?」

京都の家に遊びに行くと「お茶でもどうどす?」と言われるけど、あんまりお代わりを頼むと「結構お点前で~」ってニッコリ言われることがある。これは、「そろそろ帰ってくれはる?」の合図やねん。

「またいつでもいらしてね」

帰り際に「またいつでも来ておくれやす」と言われるけど、毎週通うと「あら、また来はったん?」と素っ気ない態度になることがある。ほんまは「ほどほどにしておくれやす」って意味やったりするんやね。

「ご自由にどうぞ」

京都カフェ料亭で、「おかわりご自由にどうぞ」と言われるんやけど、ほんまにおかわりすると、微妙な顔されることがあるねん。これは「ほどほどにせなあかんで」っていう暗黙のメッセージやな。

「まぁ、遠慮しなはんな」

食べ物をおすそ分けしたときに、「遠慮しなはんな」と言われても、3回目くらいで「ちょっと遠慮したほうがええかな?」と思い始めるやろ。ほんまに遠慮しろという意図が隠れてたりするで。

「よう似合わはるなぁ!」

派手な服やちょっと奇抜なスタイルを見たときに、「まぁ!よぉ似合うてはりますなぁ!」と褒めるんやけど、裏では「ちょっと奇抜すぎへん?」って思っとるんやね。

「どちらで買わはったん?」

友達が新しいカバン洋服を持ってきたときに、「あら~、それ、どちらで買わはったん?」って聞かれるんや。実は「そのチョイス、ほんまに似合うと思っとるん?」って暗に伝えてるんやね。

「それ、東京では流行ってるん?」

京都の人は伝統大事にするから、新しいことにはあんまり寛容やない時もある。東京流行ってるような服装をしてたら、内心では「まぁ、京都では受け入れられへんかもな…」って思われてたりするで。

「〇〇さんがこんなん言うたはりましたわ」

他人の話を「〇〇さんがこう言うてたで~」と伝えてくるけど、ほんまは自分がそう思ってるんや。例えば、「〇〇さんが、〇〇はよう目立つな~って言うてはったわ」って言うたとしたら、内心では「お前、ちょっと浮いてるで」って言いたいねん。

「そんなん、よう思いつかはりましたなぁ」

アイデアを褒めるように見せかけて、「そんなの、よう思いつかはりましたなぁ」とにっこり微笑むのが定石や。実は「うちらセンスにはちょっと合わんかな…」って遠回しに伝えとるから注意するんやで。

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