交通事故で警察に電話できない人は運転をしてはいけない

2024-10-19

僕は東京で一人暮らししていて、母親だけ地元に残している。65歳を過ぎた人だ。

最近話すことがあったのだが、車を運転中に後ろから追突されたそうだ。

後続の車の運転手がなかなか降りてこないので、母親が後続車に近づくと、

100歳くらいの小さな身体のお爺さんと、助手席には同じ歳くらいのお婆さんが座っていた。

お婆さんは泣きそうな顔だったそうだ。

母親「当たりましたよね？」

お爺さん「当たったと思います」

と少し問答があったそうだが、話が進まなかった。

母親が自分の車を見ると、あまり目立ったキズもなかった。

相手があまりに高齢で弱々しそうで可哀想に思って、警察には電話しないことにした。

結局、何もなかったとして相手とは別れた。

ところがしばらく走ると車の後ろの辺りがバタバタと音を立てた。

泥除けカバーの付け根が割れてしまっていた。

修理のため担当のディーラーの営業マン(社長)に電話すると、かなり怒られた

「そんな情をかけるから高齢者事故がなくならない！」みたいな内容だったそうだ

「そりゃ怒られるよ」と僕は伝えた。

弱ってる高齢者なんて何万人もいて、皆大抵運転している。

今回は軽いダメージで済んだが、首の不調等は時間が経過してからやってくる。

当然、損害保険に入ってるし、今年僕の勧めでドラレコをつけたばかりだった。

僕は「考えてはいけない。1mmでも当たったら事故」と伝えた。

それまでは車で隣町のスーパーへ買い物に行かなければと言っていた。

片道10分もかからない場所だが、交通事故のリスクは常にある。

相手の運転手がいつも規則に順応しているとは限らない。

高齢者とか関係ない。

とは言っても人の性格はなかなか治らんしな。

「交通事故で警察に電話できない人は運転をしてはいけない」

と母に言いそびれた気がした。