2024-07-13

子供を作ろうと思える人間が怖い

子供を作ろうと思える人間が怖い。

自分20代前半だが、今までの人生で心が壊れそうになって、間一髪免れたことが何度もある。

幼い頃に両親は離婚して母はうつ病になった。

母はもちろん、親戚たちが自分のことを助けてくれたおかげでなんとか健康に育てたが、愛着障害の破片が未だ心に刺さっている。

母の弱音を受け止める役目は今も変わっていない。

から体が弱かったので、学校はいつも弱い立場だった。

いじめターゲットは別の人間だったものの、当時の同級生と会う気にはならない。

勉強ができたので高校以降はなんとかなったが、本来自分は弱い人間であるという意識は心の底にへばりついて取れない。

人間特に子供簡単に歪んでしまうのだということを知った。

その歪みは、おとなになってからはそうそう取れないものだということもわかった。

大人活動というのは、殆ど全てが子供時代コンプレックスの裏返しではないかとすら思う。

子供を持とうとする人は、自分たちなら子供を歪ませないで成長させられるという自信があるのだろうか。

この世に生まれてきてよかったと心の底から信じられるような境遇で育った人ばかりなんだろうか。

そもそも元来子供というのは、家族地域社会の維持のために設ける側面が強かったのではないか

地域社会実質的解体されて、人もモノも情報世界規模で飛び交うこの時代で、なぜあえて自分子供を作ろうと思うのだろう。

もちろん国策として推進すべきではあると思うが、個人としてそれに従う理由はわからない。

自分が、自分の子供が幸せになると信じて疑わない人間が怖い。もとい妬ましい。

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