2024-04-12

   法的安定性と具体的妥当性は、一見矛盾する概念である。 人間は、一度決めてある規定機械的にその通りにしたくて、事案に関する中身のことは考えたくない。

  しか数学でも、一見矛盾する概念がなぜかつながっていることがある。 有名なものは、 e^πi +1=0という、オイラーの等式である。 虚数単位実数とつながっているというフォーミュラ

  であり、数学界では、絶賛されている。昭和30年代裁判官は、 法的安定性と具体的妥当性という矛盾する概念統一を務めてきて、それをなんとかやった。数学でも、 自然対数

  底を i 乗して、ー1になるわけがない。しかし、そういう、一見矛盾する、いたるところに存在する有益概念同士がつながっていることを示唆する数学公式は大量にある。

   数学という、自然法では、 結論定理関係と、支持証明の手順の手段方法の2つを、法と言うように、 法学部では、人間社会関係の複雑な事項に関する関係と支持証明関係

  を法と言う。

    要するに、法とは、関係であるとともに、技術であって、小学校で習う道徳的垂範事項ではないから、面白いはずであるが、 裁判官である佐藤美男の話を聞いていても、少しもまんこ

  濡れたことがない。  逆に・・・ 国際数学オリンピックのいわゆる超難問では、 天才発見した問題があり、それに対する証明天才である、そういうものがあることを知ったときに、子供心にも

   へえ面白い、と思うのは当然であるが、 法については、判例六法に、文章平板に書いているだけで、何が面白いのかと思ったことは一つもない。

  • 要するにフミさんは「法律は数学と比べてつまらん」と言いたいわけですな?

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